名古屋で一条工務店をたてる方で外構・庭に困っている方へ

名古屋市内または名古屋市近郊の日進市、長久手市、尾張旭市、瀬戸市などでこれから一条工務店を建てられる皆様こんにちは。名古屋市守山区で外構・エクステリアと庭・ガーデンのお店をしている柴垣グリーンテックです。
こちらのページは、一条工務店さんの外構・エクステリアをどうやったらもっと素敵にお値打ちに作れるようになるのかということを考え、紹介するページです!!!
外壁を総タイル張り仕上げにしていて素敵なおうちのデザインである一条工務店さんを更に素敵にする為に、エクステリアはどうすればいいのか?
どのタイミングで、どうしたら納得の行く素敵なお庭にする事が出来るのか?
これから建てる一条工務店のお家を、家族が幸せに過ごす事のできる素敵な空間にしたいと思っている方必見です!!!
そもそもエクステリア・外構って何?
皆様、エクステリア・外構と言われてどんなことをイメージされますか?
エクステリアで調べてみると、
と書いてありまして、敷地内の外部空間全体のことを言います。
そうなると、門も、壁も、カーポートも、庭も全てエクステリア・外構です。
特に、今の時代に家を建てる時に必要となる、駐車場、表札、インターホン、ポストは殆どの住宅に設置されているので、このあたりは現代のエクステリアでは必須のものになっています。
このように生活するのに絶対に必要なアイテムが満載のエクステリア。
基本的には日本の殆どのハウスメーカーさんが余り力を入れられていないのではないかなと思うのが実情です。
何故なら、ハウスメーカーさんはハウス(家)のメーカー(作り手)だから。
ある大手エクステリアメーカーさんの行なった調査によると、ハウスメーカーのエクステリア作りに不満を抱いているのは顧客の70%を超えると言うデータもあり、そのためエクステリアのリフォーム需要は建物完成後すぐに始ると言っていました。
何とも情けないデータだなと思ったのですが、これまで長い間エクステリア作りに携わってきて非常に納得できるデータだなと思ったのも事実です。
では、何故日本のハウスメーカーさんたちはここを改善しようとしないのでしょうか?
ここからはあくまで私の予測ですが、
①儲からない
②家を売るのに必死
③家だけで予算を食いつぶしてしまうので外構まで提案できない
④そもそも外構・エクステリアの知識がない
⑤エクステリアが重要だと思っていない
この辺りが私の予測です。
一般的にハウスメーカーがよく言う「外構予算は建築費用の1/10くらいです」からもわかるように、基本的には売り上げが家に比べると1/10なのです。
家と同じように儲けたとしても、当然売り上げの金額は1/10。
「やるだけ時間の無駄じゃん」と思ってもおかしくは無いかも知れません。
(ホットな話ですが、先日お話した某ハウスメーカーさんは建物が建つ土地の造成費用を全く考えていないと仰ってました。道路よりも20cmも低い土地にどうやって建物建てるんですかねえ・・・)
ちょっと書きながら、ヒートアップしてきて話が横にそれてきました・・・すみません。
ちょっとはしょりますが、①から⑤はおそらく全て正解だと思います。
これが改善されていたら、日本の街並みはもっともっと素敵になっているに違いありません。
私は、日本の街並みをもっと世界に誇れる美しいものにしたい!
そのために、皆様が少しでも素敵な外構やお庭を作る事が出来るようにこの記事を書いています。
では一条工務店さんの外構は?
これまで、一条工務店さんのお家を建てられる沢山のお客様からお話を聴いた限りでは
機能的な提案が多い
という印象です。
その為、土留めが無くて土が後で流れてしまうとか、後で困る事が起きるようなエクステリアは提案されることはなさそうです。
しかしながら、機能的に満足しているが、それがデザイン的に素晴らしいものかというと、そうでは無いこともあります。
例えば機能的なエクステリアの代表商品といってもよい機能門柱。


写真はLIXILさんの機能門柱ですが、特徴は本当に機能的だということ。
この機能門柱一つで外構に必要な三種の神器、インターホン、表札、ポストを全てまかなえます。
大きさもかなりコンパクトにまとめられるので、場所をとらなくて駐車ペースを圧迫することも無いかもしれません。
スマート宅配ボックスに関しては三種の神器プラス、宅配ボックスまでついてきます。
また、機能門柱で注目したいのは価格。

こちらのYKKさんのシンプレオポストユニット1型。私の知る限り、最もシンプルで最も安い。定価で42,500円です(表札はネームシールですが・・・)。
正直申し上げて、弊社でもこちらの機能門柱は結構良く使います。
どういった場合に使うかと言うと、駐車スペースの確保を優先させたい場合などですね。

こういった外構が必要なときに最大の力を発揮するのが機能門柱だと思います。
機能門柱自体のデザインは色々とありますが、こちらのお客様の場合は機能門柱は最も安いものにして、その他のお庭のデッキとか目隠し、植栽などにお金を使ってもらいました。
大切なのは機能門柱を選ぶ目的です。
これは殆どのハウスメーカーさん提案の外構プランに言えることなのですが、外構の話は家が決まってから最後のほうに考える事が多いので、外構プラン提案の時には家の追加予算がかさんでしまって、外構に回せる予算が少なくなって「結局コンクリートの駐車場と機能門柱しか提案できません・・・更に植物は別予算です。」なんて事ばかり・・・
今まで、そのような話を何度聞いたかわかりません。
そもそも、前述のように外構予算が重要だと思っているハウスメーカーの営業さんが少ないので元々の予算も少ないし、家の予算で借り入れ金額を食いつぶしてしまう。
殆どのお客様はたった一度のマイホームです。
満足いく家を建てたいのは当たり前です。
しかし、家の見た目を一番変えるのはエクステリアです。

これは本当に当たり前のことなのですが、上の写真の説明のように、人は必ず道路からそのお家を見ます。前の道路を歩くご近所さんや一般の方、もちろんその家に住まう方もです。
そうなると、前面道路と家の間のエクステリア空間に何を造るかが家の見た目にとって何よりも大切だということは自ずとわかると思います。


こちらはエクステリアリフォームの例ですが、リフォーム前とリフォーム後で印象がかなり違うと思います。
しかしながら、工事したのはエクステリアのみ(リフォームの場合はかなり違いがわかると思いますので、こちらの事例集もご参考ください。)。
正直に申し上げて、一番お金がかかるのはリフォームです。
それは、元々あるものを壊して、捨てて、新しく作るから。
この、「壊して、捨てる」と言うのが新築の場合は不要なのです。
しかし、新築当初に予算が無くて機能門柱と化粧ブロックで満足いかないエクステリアを作ってしまうと、結局2,3年後にリフォームしたくなる・・・とても勿体無いことだと思いますが、こういったお客様が多いのも事実です。
では、そのためにどうしたらよいのか?
この答えは
「適正な予算配分をする為に、なるべく早い時期から外構プランを考える事」
だと、私は思います(こちらのリンクはこれを書いている柴垣が自宅のエクステリアを作るブログです。日々更新していきますが、土地の考え方から一次外構、更に庭まで考えて行くのでご参考頂ければ幸いです。)。
もちろん、これがハウスメーカーさんと確りと出来れば何も問題ないのですが、どうも日本にあるハウスメーカーさんでこれが出来るのって、ほんの一握りのようです。
一条工務店さんは外構専門部署がある?
これまで、一条工務店さんでお家を建てられたお客様からお聞きする限り、一条工務店さんには外構の専門部署があるわけではなさそうです。一条さんのウェブサイトを調べてものっていませんでした。
基本的には、一条工務店さんから協力業者へ委託されているようです。
では、その場合は一体どのような事がおこるのでしょうか?
ここからは日本のハウスメーカーさんで協力業者さんを使って外構工事をしている場合のお話をします。
まずはハウスメーカーさんに施主様から案件が来ます。
すると、ハウスメーカーの営業さんはお施主様のご要望を聞いてお家のプランを立てます。
その一部に外構があります。
メーカーさんによっては、まだ契約前の段階から外構プランを考えて提出して行く場合も有りますが、外構はとりあえず予算だけ計上される場合も有ります。
ここで起こる悲しい事が二つ。
①契約前から外構プランを考える場合・・・委託された協力業者は契約するかどうかもわからない外構プランを書く事になる。それも、案件のお客様全てに。そんなものに全力を注ぐ?
②予算だけ計上される場合・・・ハウスメーカーの営業が適当に予算を考える。営業の経験、力量、考え方(外構が大切だと思っているか、家さえ売れればよいと思っているか)の違いによって大きく変わる。
この二つは正直言ってよいこと一つもありませんね。
しかしながら、外構工事は家を作る時に殆どの場合切っても切り離せない事が多い。
例えば、家を建てる前に土地の造成などを行なう一次外構ですが、土地の形状や広さによって物凄く値段が変わってきます(高低差があればあるほど、土地が広くなればなるほど値段は高くなっていきます。)。
もちろん、やらなくても良い場合も有りますが、街中で家を建てる場合、どこかしらはやらないといけないのが実情。
ですので、一次外構はハウスメーカーさんも真剣に見積りをする事が多いかもしれません。やらないと家が建ちませんからね。
あと、タイミングの問題もあります。
家を建てるときの順番は
土地購入→土地造成(1次外構)→建物基礎→建物着工・完成→外構工事(2次外構)
こんな感じですから、外構の相談をいつするかによって既に一次外構は終わっているなんて場合も有ります。
これはこれで、また不都合が出る。
計画によっては一次外構で作ったものを壊さないといけない事になる可能性もある(もしくは2次外構で作れた可能性のあるプランが作れない)からです。
こうした事からも、早めに相談するのは必須です。
外構をハウスメーカーの協力業者に頼むと言う事
これも、日本のハウスメーカーさんの一般的な話になりますが、ハウスメーカーさんの協力業者さんはハウスメーカーさんからお客様を紹介してもらいます。
ここで協力業者さんからハウスメーカーさんへの紹介してくれたお礼として紹介料などが発生します。これは日本のハウスメーカーさんでは当たり前の話になっていることですね。
そのため、一般的にハウスメーカーさんから紹介してもらう協力業者さんは値段が高い
(もちろん、ハウスメーカーさんに紹介料を払わなければいけないからです)。
ここで注意しておきたいのがハウスメーカーさん側の態度です。
パターン①工事請負はハウスメーカーの場合・・・この場合はハウスメーカーさんが受けているので補償や何かあった場合などはハウスメーカーさんも責任を負う。しかしながら、中身としては結局協力業者任せみたいになる気がしますが・・・
パターン②請負工事が紹介された協力業者の場合・・・こちらではその外構業者さんが責任を負いますので、どんな業者かを見極める事が大切。ハウスメーカーさんは請け負わないので責任は負わないけど、紹介した責任はあるかも。
大まかにはこのパターンかなとおもいます。
しかしながら、このパターンの両方ともで言えるのは、何となく責任が宙ぶらりんになる気がすると言うこと。
仲介者がいると言う事はそこで必ず何かしら伝言ゲームが起こります。
顧客の情報が上手に伝わらない。
そうなると、誰の責任かわからない。やったやらないの話しになりやすいのです。
もちろん、ハウスメーカーさん経由で工事する事によって
・メーカーの仕様になり安心安全で頑丈なものになる
・メーカーさんが確りと責任を持つ
このようなメリットが出ることも想定されます(メリットデメリットはこちらでもチェックできます)。
しかし、ハウスメーカーさんの協力業者ですと、前述した
①契約前から外構プランを考える場合・・・委託された協力業者は契約するかどうかもわからない外構プランを書く事になる。それも、案件のお客様全てに。そんなものに全力を注ぐ?
この項目や工事全てに関して、仕事が多すぎる為に全力を注げない事態になってきます。
実は弊社も先代の社長の時まである大手ハウスメーカーさんの協力業者でした。
先代の社長(この記事を書いている柴垣慎太朗の父親)は、そのハウスメーカーさんの業者会の会長も長年勤めさせていただいておりました。
先代はそれこそ必死に、ハウスメーカーさんのエクステリアを良いものにしようと頑張って、頑張って物凄く頑張っていました。
私はその背中を見ながら成長してきました。
もちろん、ここまで生きてこられたのもそのハウスメーカーさんとそのお施主様のおかげだと知っていますし、恩も感じています。
出来れば、私もそのまま続けてそのメーカーさんと良い関係を保ちたかった。
しかし、それは叶いませんでした。
私は、子供の頃の父親との思い出が殆どありません。
キャッチボールの一つもしたことありません。
父親はずっと仕事をしていたから。
別に今となってそれが寂しかったとか、いやだったとかそんな事は思いません。
しかし、息子に言われた「お父さんのお家はどこにあるの?」と言う一言で、ハッと気がつきました。
このまま下請けしてちゃダメだと。
(息子は朝は目覚める前に出社し、晩御飯を食べた後に会社に戻る私に別の家があると思ったみたいです・・)
協力業者と言っても所詮は下請けです。
これが、ハウスメーカーの一部署であれば違うかもしれませんが、その流れはこちらからでは絶対にかえられません。
大手のハウスメーカーさんはコンプライアンス的には非常に厳密で確りしている良い会社さんが多いと思います。
しかし、ハウスメーカーの下請けである以上、納期の無理な注文があることも、ハウスメーカー通しのエクステリアの値段が高いことも当然です。
そんな大手ハウスメーカーさんの下請けを、私もこの会社に戻ってきてから何年か経験させていただきました。その前は、エンドユーザーばかりを相手にしていたデザイン日本一の会社に勤めておりました。
その両方を経験した今だから言える。
エクステリアは絶対にハウスメーカーの外から対等に物が言える状況で考えた方が良いものができる。
私の場合、ハウスメーカーさんに家の配置を変えてもらったり向きをずらしてもらったり要望する事もたくさんあります。この様な事は、下請けからでは中々いえなかったりすることです。でも、お客様に選ばれているという対等な立場ならば何の躊躇も無く言える。
それは、お客様のための空間を良くしたいと本気で思っているから!
そのためにもお客様には出来るだけ早く外構計画をスタートさせてもらいたいと思っています。
もちろんハウスメーカーさんにマージンを支払わなくて良いからお値打ちですしね!
一条工務店をもっと素敵に見せるエクステリアはどうやって作る?

先ほどもお話しましたが、
家の見た目はほぼエクステリアで決まります。
これは考えたら当たり前なのですが、家の見た目は殆ど道路からみますよね?
そして、エクステリアは道路と家の間にある外部空間に造るのです。
その空間が素敵なら、家はもっと素敵に見える。
めちゃめちゃ当たり前のこと。
上の写真は、エクステリアの工事をする直前の写真です。
確かに家は完成していますが、まだ出来てない感が凄くしますよね。

門塀や角柱、門扉などを作りエクステリアで門構えを作りました。
角柱は一条工務店さんの外壁タイルに似たタイルで仕上げ統一感を出しています。
こうした、外壁の素材感をエクステリアにも繋げて行くと空間としての一体感がデザイン的に出てきます。
そして、エクステリアに欠かせないのは植木。
もちろん角柱や門扉などの構造物のデザインも大切ですが、植木が一本あるだけで3倍は素敵に見える。
こちらのお宅はライティングも確りと計画してあるので夜の姿も素敵です。

一条工務店さんのおうちは太陽光発電をつける事が多いので北側のエクステリアの見た目を注意したほうが良い気がします!

一条工務店さんで建てられたお家で多い特徴のひとつが建物に太陽光発電がのっている事です。
太陽光発電には太陽が必須。
その効率を上げようとすると太陽光パネルを南に確りと当てる必要があります。
その為、建物北側の壁面が高くなる。
このため、普通の建物よりも北側が大きなイメージの建物になってしまう。
ここに普通のエクステリアを作ってしまってはバランスが取れません。
更にいうと、機能門柱なんてバランスが全然取れない。
エクステリアの重要な要素は建物のデザインを引き立てること。
その辺りを重視して、エクステリア計画を立てて行く事がかなり重要になります。
一条工務店さんは表札がサービスでついてくるが・・・

こちらも毎回頭を悩ます所なのですが、一条工務店さんは表札をサービスでつけてくださるそうです。せっかくサービスで頂いた表札。お客様としてはちゃんとつけたいですよね。
しかし!これまではちょっとサイズの大きい20cmのものばかりで、私としてはデザインに取り入れるのがかなり難しかった・・・
でも、そこは色々な工夫をしてちゃんと外構計画に反映させています。
最近は、表札のパターンも色々と増えたみたいなのでちょっと安心なのですが、表札は家の顔。
こうした所も確り押さえて、外構デザインをすると良いと思います。
ポイントは外構のことを確りと話せる相手がいる事
今まで読んでいただきまして本当に有難うございました。
これまで色々と書いてきましたが、やはりポイントは確りとエクステリアの事を相談できる人がいると言う事です。それも、早い段階で話ができるとなおいいし、外部からものが言えるのが更に良いと思います。
私は日本のエクステリアと庭をもっと良くして、そこで暮らす皆様、そして日本の子ども達への美しい未来を作りたいと真剣に思っております。
これが私の想いです。
こちらのページには私が過去に作らせていただいた沢山の事例を掲載しております。
また、以下には私が過去に作った一条工務店さんの施工例や関連する話題を載せております。
是非ご覧下さい!!!
2016年
10月
31日
月
【YKK受賞作品】守山区上志段味で一条工務店さんのお家に合うシンプルモダンエクステリアの外構が出来ました!2016−10−31
