
エクステリアで重要な役割をするフェンス

フェンスは外構において需要な役割をします。
主な役割を上げていくと、
①自分の家を建てる土地とそのほかの土地(道路や隣の土地)を隔てる→境界フェンス
②目隠しをする→目隠しフェンス
③意匠的に見せる→デザインフェンス
このあたりの役割が重要かなと思います。
しかしながら、①のほかの土地と自分の土地を隔てるということにおいては、基本的にブロックで境界を仕切ることも多く、フェンスがなかったりという場合もあります。
例えば、最近エクステリア・外構のスタイルとして増えているのがオープン外構。
上の写真のようなスタイルの外構は土地すべてをぐるっと囲むタイプのクローズ外構と呼ばれる外構です。
オープン外構とクローズ外構の違いは別の機会にブログにしたいと思いますが、大きな違いは二つ。
・クローズ外構は囲われていることによる心理的安心感がある(オープン外構は開放感がある)。
・クローズ外構はフェンスで敷地をぐるっと囲うことでコストが増える(オープン外構は囲わない分値段が安いことが多い)。


敷地全体を囲うということは土地が広ければ広いほど金額が上がってきますね。
最近のオープン外構とクローズ外構の比率はオープン外構が9割以上と圧勝。
これは、様々な理由があると思いますが、一番はやはりコストの問題かなと思います。
あとは、敷地すべてを囲ってしまうと泥棒が入っても外から見えなくなってしまうという防犯上の理由もあると思います。
しかしながら、三井ホームさんの外構に限って言えばかなりクローズ外構も多いような気がします。5割くらいはクローズ外構なんじゃないかな(これは柴垣の感覚的データなので間違っているかもしれませんのでご了承ください・・・)?
そうなってくると重要なのがフェンスの役割です。
まずはフェンスの役割で決める

フェンスの役割ですが、先ほど申し上げた3つ。
①境界フェンス
②目隠しフェンス
③デザインフェンス
この3つの役割をまず考えることが重要かと思います。
これは施工する場所によるのですが、例えば敷地境界にフェンスをする場合。
①どれくらいの距離にフェンスが必要か。長ければ長いほどコストがかかります。
そして、その境界部分に②の目隠しは必要か。
目隠しフェンスは視界を遮ることを目的としているので、部材の量が多くかかります。
そうなると、金額も増えてきますが、フェンス自体の重量も重くなる。
これによってフェンスをたてる柱をどのように固定するのかも変わってくるので、フェンスの下にブロックを作った方が良いのか、そのブロックの高さはどれだけで、その上のフェンスはどれだけ必要かを考慮する必要があります。
実はこの部分。建物の工事を始める前の一番最初の造成工事の際に考えておくと後が非常に楽なことが多いです。

一般的に外構のお話は、家の打ち合わせが終わった一番最後にハウスメーカーさんからされることが多いのですが、これはまったくもってナンセンス。実は土地をどのように使うかをまず最初に考えるときに家と一緒に考えるのが一番良いのです。
詳しくはこちらの【外構はいつどこに頼むのがベスト?】外構業者の本音・自分だったらこう頼む!まずは守山区の人に読んで欲しい!!!を読んでいただくと参考になると思います!
そして、最後にフェンスのデザインです。
三井ホームの建物に似合うフェンスは?

三井ホームを選ばれるお客様に根強い人気があるフェンスはやはり鋳物フェンス。
上の写真は四国化成のロードスフェンスM1型ですが、建物のレンガ調や塗り壁とよく合っています。
他にも、リクシルのラフィーネフェンスやYKKのシャローネフェンスなども洋風に合うデザインを持っています。


これらのフェンスはアルミ鋳物でできていますが、ロートアイアンで作るフェンスや門扉もいまだに根強い人気があります。

最近はアルミ鋳物のデザインもだいぶ増えてきて素敵なものも多くなってきていますが、世界に一つだけの一点ものとなると、やはりロートアイアンで作ることもいまだ多いですね。
こちらはアイアンで作ったパネルです。
裏に天然石とLEDを仕込んであり、アイアンに入れたガラス玉がきれいに光ります。
こういった面白いことをしようと思うとアルミ鋳物の既製品では限界がありますが、ロートアイアンならば可能です。
もちろんお値段はオリジナルのアイアンで作ると非常に高くなりますが、遠くから見た感じはあまり変わりませんので、ここぞと思う重要なポイントはアイアンで作って、それ以外はアルミの鋳物で作ったりすると、お財布にも優しいものができるかもしれません。
ヨーロッパではロートアイアンはお手入れをしながら代々受け継いでいく位の物です。お手入れをしながら受け継ぐというのは今の日本の環境ではあまりなくなってしまったかもしれませんが、ヨーロッパではいまだにしっかりと続いています。
そんな素敵な考え方にチャレンジするのも楽しいかもしれません。