
ガーデンデザイナーの欲しかったメインのお庭はウッドデッキで仕上げ

前回のお話㉓では、ガーデンデザイナーの自宅のお庭を2階リビングにしたというお話をしました。
しかしながら、お庭ではなくまだバルコニーだけの状態。
これではお庭とは言えませんね。
そこで、私がバルコニーの仕上げとして選んだのが「天然木のウッドデッキ」です。

これまでも、沢山天然木のウッドデッキを作らせていただいているので施工例もかなりたくさんあるのですが、私が選んだのもこちらのエコアコールウッド。
エコアコールウッドは、天然木の弱点である、割れ、腐れ、シロアリなどを克服した材料で、理論的には90年の耐久性があるという木材です。
元々は国産の杉の間伐材で、材に弱点を克服した加工を施してあります。
その為、水の近くでフナクイムシ対策で使われていたり、公共施設で使われていたりして実績も沢山ある。
一番有名なのは広島の厳島神社でしょうか?世界遺産に使われています。

我が家のデッキにはあまり色は付けない感じにしましたが、ちゃんと塗装済みです。
ウッドデッキは基本的に部屋の中の床仕上げに合わせると部屋が更に広く見えるので、我が家も部屋の中の無垢材の床の色に合った色にしました。
また、床の材の方向とウッドデッキの材の方向もしっかりと合わせる。

こうすることで中と外がつながるので、居間もより広く見えます。
これは使えるテクニックなので覚えておいて損はないと思います。
ここで、なぜ天然木をえらんだかですが、理由はやっぱり子供です。

私が選んだ基準は
「子供が走り回る床をどんな仕上げにしたいか」
です。
やっぱり天然木の質感を足の裏で感じてもらいたい。走り回ってもらいたかったというのが一番の理由です。
また、居間も天然木の床材なのでそのまま質感を合わせたかったというのもあります。
今後、天然木であるエコアコールウッドは色あせをしてきます。
ですので、できた時と同じ状態にしたいならば2年に一回ほど塗装をしなければいけませんが、それもまたいい。
子供達とワイワイいながらデッキを塗ろうと思っています。