
今回は、弊社の植栽では高確率でリストに入る植物”ローズマリー”をクローズアップしていきたいと思います!
イングリッシュガーデンを目指す弊社、柴垣グリーンテック(株)では、
植栽をデザインの中でも重要視していることもあり、ほとんどのお客様は植栽を好んでご注文頂く事が多いです。
お客様の中には植物にとてもお詳しい方も多く、
限られたスペースの中にでも、出来る限りの種類を選び
成長した頃の植物のバランスを想像し植栽をしていきます。
その中でも丈夫で育てやすいローズマリーはラベンダーやミントと共に人気のハーブで、弊社の植栽リストの中にはいつも入る常連ハーブです。
ウィキペディアより引用
ハーブとは?
ハーブ(英: herb[注釈 1])とは、明確な定義は存在しないが、一般的には料理の香り付けや保存料、薬、香料、防虫などに利用されたり、香りに鎮静・興奮などの作用がある

ハーブにこんな効能効果があるのはなんとなく知っているけど、実際に活用したことがない。
そんな方が多いかと思います。
せっかく自宅に植わっており、育成がいいハーブは毎年けっこうな量を剪定をしませんか?!
今回の剪定時は
ゴミ袋をいい香りいっぱいにするだけでなく、生活に役立ててみてはいかがでしょうか?!
ほんのひと手間で剪定したローズマリーを大量に消費できる簡単な方法!!
その名も
ローズマリーチンキ
チンキとは何かを詳しく知りたい方は、ボタンからチンキの説明へ!
簡単にご説明しますと、
乾燥させたローズマリーをアルコールに浸し数日待ちます。
そして出来るのが、
アルコール成分から抽出されたローズマリーの成分。
香りも残りますので、日常的に生活に活用できる液体が完成します。
このチンキをベースとして、化粧水や軟膏、キッチンコンロの掃除やルームスプレーにも活用することができるようになります。


今回は無水エタノールとホワイトリカーの違いを分かりやすく感じるため、2パターンでチャレンジしました。
無水エタノールとホワイトリカーの違いは
アルコール度数の違い
無水エタノール/アルコール度数99.8%
ホワイトリカー/アルコール度数35%
無水エタノールではアルコール度数が高いという事でウルソール酸(細胞を再生する力)を持つ成分が抽出されるという事と
殺菌効果も高いというメリットがあります。
手順
- 剪定したローズマリーを水洗いして汚れを落とす
- 水気をきり、少し乾燥させる
- ローズマリーは木かしやすいので、柔らかい枝以外は枝からこそぎ落す

4.保存容器は煮沸やアルコールで消毒

5.ハーブが浸るまでアルコールを注ぐ
あとは冷蔵庫で2週間から1か月ほどつけ置きアルコールから成分が抽出されるのを待ちます。

6.出来上がったものはコーヒーフィルターなどを使って濾していけば完成です
これでチンキの原液が完成しました!
ホワイトリカー・無水エタノールと抽出後の色も異なります。
*庭でラベンダーも咲いていたのでついでにラベンダーでもチンキを作りました。

手っ取り早いローズマリーチンキの活用法をご紹介
Room Spray
(ルームスプレー)

- 無水エタノールのローズマリーチンキ10グラム
- 精製水または水90グラム
この調合では、ルームスプレーにしたりコンロの掃除にも使用が出来るので
お掃除も香りが良く気持ちがいいです☻
成分がアルコールですので火の取り扱い時には十分お気を付けください。
うがい薬
(マウスウォッシュにもいいです)

- ホワイトリカーのローズマリーチンキ数滴
- コップ一杯の水
うがい後はお口の中スッキリという感じです!
乾燥しがちな季節は、毎日のうがいのおともにオススメです
無水エタノールとホワイトリカーの違いはアルコール度数の違いから、抽出される成分や香りが違ってきます。
香り
・無水エタノール 香りが強くローズマリー本来のいい香りが残ります。
・ホワイトリカー 香りは残りますが弱めで、少し植物臭さが残っているような感じがしました。
次回のブログは、無水エタノールで抽出されるウルソール酸をせっかくなので活用します!!
ワセリンと作る軟膏と化粧水をシェアさせて頂きます。
こんなに簡単に生活の知恵みたいな事ができるのは、少し驚きですよね!
なんでも簡単に手に入る世の中ですが、意外とこうしたシンプルで無添加・体に安全な物は手に入りにくい。
こんな風にちょっとの手間をかけて
お庭のハーブで少しだけ丁寧に暮らしてみると意外と楽しいのでオススメです☻
ここまでご覧いただきありがとうございました!