![美しいイギリスのウインターガーデン](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=630x10000:format=jpg/path/s04ede5472b497c1e/image/i6e02fb384c9728e1/version/1422166454/%E7%BE%8E%E3%81%97%E3%81%84%E3%82%A4%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%81%AE%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%83%87%E3%83%B3.jpg)
早いもので2015年1月もそろそろ終盤。1月20日に『大寒』をむかえ、
日本は一番寒い時期を迎えています。
巷では、インフルエンザが猛威を振るっておりますが、皆様大丈夫でしょうか?
聞くところによると、守山区の幼稚園や小学校ではクラスの2/3くらいが
インフルエンザ(もしくはその疑い)の為、
学級閉鎖となっているところもあるようです。
お気をつけください。
ところで、そんな寒い中でもお庭のお話があります。
本日のテーマは『ウインターガーデン』。
日本のお庭は常緑樹が多いので、余りなじみがありません。
しかし、金沢・兼六園の「雪吊り」などは冬の庭の風物詩で、ある意味『ウインターガーデン』。
![金沢・兼六園の『雪吊り』 冬の日本庭園の風物詩だ](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=630x10000:format=jpg/path/s04ede5472b497c1e/image/i7d64e6cf8b90d71c/version/1422168009/%E9%87%91%E6%B2%A2-%E5%85%BC%E5%85%AD%E5%9C%92%E3%81%AE-%E9%9B%AA%E5%90%8A%E3%82%8A-%E5%86%AC%E3%81%AE%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%BA%AD%E5%9C%92%E3%81%AE%E9%A2%A8%E7%89%A9%E8%A9%A9%E3%81%A0.jpg)
これはこれで、世界に誇れる美しさですが、本日はとても美しいイギリスの
ウインターガーデンをご紹介します。
イギリス ケンブリッジにあるCambridge Botanic Garden
![入り口にはしっかりと『Winter Garden(冬の庭)』という名前が入っている](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=630x10000:format=jpg/path/s04ede5472b497c1e/image/i1c12e7eb7382c9fd/version/1422166523/%E5%85%A5%E3%82%8A%E5%8F%A3%E3%81%AB%E3%81%AF%E3%81%97%E3%81%A3%E3%81%8B%E3%82%8A%E3%81%A8-winter-garden-%E5%86%AC%E3%81%AE%E5%BA%AD-%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E5%90%8D%E5%89%8D%E3%81%8C%E5%85%A5%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B.jpg)
もう9年前になるのですが、ケンブリッジにあるボタニックガーデン(植物園)を訪れました。
写真は、ウインターガーデンの入り口ですが、しっかりと『Winter Garden』と書かれています。
まず、日本と違う点は芝生が青い事。
イギリスでは常緑芝が一般的なので、冬なのにとても美しい芝生を楽しめます。
この写真では、アプローチ(砂利道)添いの両側に美しい芝生があり、奥へ続いていく庭への
誘導をしています。
一体どのような庭が奥へ続いているのだろう?と期待させる素晴らしいアプローチです。
また、芝生と砂利の境目は芝止め材でしっかりと止めてあります。
イギリス人にとって芝生の命はエッジ。エッジが美しいと美しい芝生になる。
ここは忘れてはいけないポイントです。
冬は葉っぱが無いので幹で見せる!!
![ウインターガーデンで目に付くのは美しい幹の色の植物 黄色、赤などはサンゴミズキ](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=630x10000:format=jpg/path/s04ede5472b497c1e/image/i705d0e1f5dd8f53f/version/1422166759/%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%83%87%E3%83%B3%E3%81%A7%E7%9B%AE%E3%81%AB%E4%BB%98%E3%81%8F%E3%81%AE%E3%81%AF%E7%BE%8E%E3%81%97%E3%81%84%E5%B9%B9%E3%81%AE%E8%89%B2%E3%81%AE%E6%A4%8D%E7%89%A9-%E9%BB%84%E8%89%B2-%E8%B5%A4%E3%81%AA%E3%81%A9%E3%81%AF%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%B4%E3%83%9F%E3%82%BA%E3%82%AD.jpg)
イギリスのウインターガーデンで知った事は、植木の幹の美しさです。
この発想は、イギリスに比べて狭い日本の庭では中々思いつきません。
上の写真では、サンゴミズキの黄色と赤、オレンジ色の幹がとても美しいです。
これを見たときの衝撃は、今でも忘れられません。
日本でも使っていた植物なのに、使い方次第でここまで美しく庭を彩ることができる。
植物は本当に奥が深い。
![サンゴミズキの幹の色が一色でも、これだけの見せ場を作ることが出来る](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=630x10000:format=jpg/path/s04ede5472b497c1e/image/i46629c75bfe0ed3c/version/1422167116/%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%B4%E3%83%9F%E3%82%BA%E3%82%AD%E3%81%AE%E5%B9%B9%E3%81%AE%E8%89%B2%E3%81%8C%E4%B8%80%E8%89%B2%E3%81%A7%E3%82%82-%E3%81%93%E3%82%8C%E3%81%A0%E3%81%91%E3%81%AE%E8%A6%8B%E3%81%9B%E5%A0%B4%E3%82%92%E4%BD%9C%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%8C%E5%87%BA%E6%9D%A5%E3%82%8B.jpg)
周りの木々が葉を落としているので、ここだけ燃えているかの様です。
イギリスの冬は基本的に写真の様に曇りばかりなので、晴れた日は殆ど有りませんが
晴れた日のこのお庭はさぞかし美しいでしょう。
![白い枝の美しさを庭の景色に取り入れている](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=630x10000:format=jpg/path/s04ede5472b497c1e/image/ib034bc32c28c464f/version/1422166681/%E7%99%BD%E3%81%84%E6%9E%9D%E3%81%AE%E7%BE%8E%E3%81%97%E3%81%95%E3%82%92%E5%BA%AD%E3%81%AE%E6%99%AF%E8%89%B2%E3%81%AB%E5%8F%96%E3%82%8A%E5%85%A5%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B.jpg)
![冬にはエリカの花も貴重な存在](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=360x10000:format=jpg/path/s04ede5472b497c1e/image/idef2a6e66c1e0df3/version/1422166880/%E5%86%AC%E3%81%AB%E3%81%AF%E3%82%A8%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%81%AE%E8%8A%B1%E3%82%82%E8%B2%B4%E9%87%8D%E3%81%AA%E5%AD%98%E5%9C%A8.jpg)
エリカもウインターガーデンの中では貴重な役割を果たします。
冬に花が咲く植物は貴重ですね。それも、花でいっぱいになるタイプは珍しい。
ここまでのウインターガーデンの特徴を見ていると
・幹の美しい植物を使う
・花の一面咲く植物を使う
この2点は重要。
やはり、冬の庭は花が少なくなるので色が減ります。
そこを、上に書いたような植物を使ってカバーする。
ここか重要なポイントだと思います。
また、コニファーやカラーリーフなどを使って上手に色をたしていくのも
良い方法だと思います。
冬のお庭は寂しくなりがちですが、上のような植物を使って
ウインターガーデンを楽しむのも素敵だと思いますよ!!