ガーデンドクター柴ちゃん、庭の赤い実を食べたら衝撃のアノ味だった!!!2015-10-2

お客様のうちに生えていた赤い実。正体は?
お客様のうちに生えていた赤い実。正体は?

先日、お客様のおうちにお邪魔したときに、赤い実がなっていたので一つ頂いてきました。

今日はガーデンドクター柴ちゃんがこの実を食べます!!!

赤い実の正体は?

フヨウの下で下草として使われていた植物に赤い実がなっていた。コレは何?
フヨウの下で下草として使われていた植物に赤い実がなっていた。コレは何?

こちらの植物の名前は何でしょうか?

ガーデンドクター柴ちゃんの頭の中には食べられる植物というイメージがインプットされていますが

名前がはっきりしません。


頭に浮かんだのは『コケモモ』。

ガーデンドクター柴ちゃんがイギリスにいた頃に、どこかの植え込みに生えていた

ヤツを食べたことがあります(←昔からこんなことばかりやっていた)。

 

これはツツジ科スノキ属の常緑小低木で、北欧などでは良く食べられていて、野生のものを採ってきて、ジャムやジュースにしたりして食べるそうです。果実は非常に酸味が強い為、普通は砂糖を加えたものを食べるそうです。そういえば、めちゃくちゃに酸っぱかった思い出が・・・・


こうなったら食べてみるしかない!

謎の赤い実を切断して特徴を見る

星型に切れ込んだ特徴的な形。中にリンゴが入っているような姿。
星型に切れ込んだ特徴的な形。中にリンゴが入っているような姿。
謎の赤い実の後姿。大きさは親指の先ほど。
謎の赤い実の後姿。大きさは親指の先ほど。

この赤い実は結構特徴的な姿をしています。

へたがついている部分が星型に切れ込んで2層になっている感じ。

余りこういう形のフルーツは見た事が無いですね。

謎の赤い実を包丁で2分割する
謎の赤い実を包丁で2分割する
非常に特徴的な形の赤いなぞの実
非常に特徴的な形の赤いなぞの実

断面は非常に特徴的ですね。白い部分が果肉で、その中に更に丸い小さな実がある感じです。

面白い!!!

そして、この小さな実の中には更に小さな粒粒がありますね・・・種かな?


さあ、実食です!!!

実を食べたら驚きの味が!!!

謎の赤い実を食べるガーデンドクター柴ちゃん。
謎の赤い実を食べるガーデンドクター柴ちゃん。

食べてみると、驚きの味が!!!



何だ?


何だコレ?



どこかで食べたことのある味だぞ?



 

でも食べ物の味じゃないな・・・

 

白い実自体はほろほろとした感じで、リンゴのポソポソ系の食感。

ここをなめると甘いですが、頭の中は一つのイメージに占領されていきます。

そして思い出します。

 

 

あ!!!これは湿布(シップ)の味だ!!!サロンパスとかの湿布の味!!!

 

正確には香りが湿布のような香りなのでしょうが、頭はもう湿布の事しか考えられません。

 

でも、実を食べたら湿布の味がするって本当か?それに全然酸っぱくない・・・

これはコケモモでは無いな!

 

ということで、もう一度調べてみるとコケモモに似た植物で怪しい植物を発見。

その名は『チェッカーベリー』

 

こちらの植物はツツジ科シラタマノキ属。コケモモも同じツツジ科。

そして、最も特徴的なこととして、チェッカーベリーはシラタマノキと同じようにサロメチールの香りがするという事!サロメチールは湿布などに含まれる成分。サロンパスとかもこれから名前が来たのかな・・・


チェッカーベリーの別名は『ゴールテリア』『ヒメコウジ』など。

ガーデンドクター柴ちゃんも、何となくヤブコウジに似ているなと思っていましたが、仲間?

でも、ヤブコウジはサクラソウ科(またはヤブコウジ科)なのでまたちょっと違う。

奥が深いですねえ。

 

でも、湿布の味がする植物の実があるということを身をもって体験する事が出来ました。

非常に勉強になりました。

しかし、湿布は美味しくない。なめただけで終わりです。

沢山食べると、吐き気や味覚麻痺などが起こる人もいるそう。

食用かそうでないかは微妙なところのようです。


でも、ガーデンドクター柴ちゃんコレで忘れません!!!

また一つ知識が増えました。

これも皆様に快適な庭生活をお届けする為!!!これからも頑張ります!!!