【ギンナン】ガーデンドクター柴ちゃん、悶えながら公園で拾ったギンナンの下処理に挑戦! 2015-10-16

ガーデンドクター柴ちゃんに史上最大の試練がやってきた!
ガーデンドクター柴ちゃんに史上最大の試練がやってきた!

先日、ふとコンビニに買い物に行った際に公園の横を通りました。

守山区にある柴垣グリーンテックから最も近い五反田公園です。

夏の間に伸びた草も綺麗に刈られた五反田公園。ここのイチョウの木の下で宝物を発見!
夏の間に伸びた草も綺麗に刈られた五反田公園。ここのイチョウの木の下で宝物を発見!

夏の間に伸びた草も綺麗に刈られて素敵な公園になっていました。

今の時期、この公園では地元のお祭りで披露される『棒の手』のお稽古で、子供達が夕方一生懸命に頑張っています。

ああ、いいなあ。秋だなあ。そろそろイチョウの木も色づいてくる頃かな?

なんて思いながら通り過ぎようとしたときに、


『キュピーン!(ガンダムで出てくるニュータイプの効果音だと思ってください。)』


そういえば、このイチョウ。ギンナンがなってるんじゃなかったかな?

ガーデンドクター柴ちゃんレーダーが反応しました!!!

イチョウの下には宝の山が!

イチョウの下の芝の中に実が落ちている。
イチョウの下の芝の中に実が落ちている。

早速木の根元を見てみると、あります!沢山のイチョウの実が!!!

根元は芝生やら草やらで何の植え込みかは分からなくなっていますが、手入れをした後に落ちたのか、

沢山のイチョウの実が草の中に埋まるようにして隠れていました。

イチョウの実を拾いあげてみると、このような状態。
イチョウの実を拾いあげてみると、このような状態。

一つ、拾い上げて観察してみると、私が知っているイチョウの実とは違って、すでにしわしわで、熟しているような感じでした。また、中には既に実が剥けてしまって、中の種だけになっているものもあります。

実がむけて中の種だけになっているイチョウの実もありました。
実がむけて中の種だけになっているイチョウの実もありました。

ここまで来ると、スーパーで売っているギンナンと一緒ですね。

しかし、このように剥けている実はほとんど無いので、とりあえず実がついているものを拾って集めてみます。



拾ったイチョウの実。
拾ったイチョウの実。

とりあえず、これだけ拾ってみました。

ここまで来たら、そう。


ガーデンドクター柴ちゃんお得意の『食べてみた』シリーズにする為に下処理をしなければなりません!

イチョウの実を下処理する

袋に水を入れてつぶしてみると、いとも簡単にイチョウの実がはがれて中のギンナンが出てきた。
袋に水を入れてつぶしてみると、いとも簡単にイチョウの実がはがれて中のギンナンが出てきた。

イチョウの下処理。


ガーデンドクター柴ちゃん、実は初めてやります。

何故なら、昔はガーデンドクター柴ちゃん『ギンナン苦手』・・・

子供の頃、茶碗蒸しに入っている銀杏は真っ先に食べて(嫌いなものは真っ先に食べる派)いました。

アノ苦さ、香り、どれをとっても苦手。


しかし、それも子供だから。大人になったらこれが美味しくなりました。

どこぞで頂いた、ギンナンの串揚げなんかは、おかわりしたくらいですが、さすがに拾ってきて食べようとは今まで思いませんでした。


今回は、もちろん『お庭のお役立ちブログ』の為。

『お庭で拾ったイチョウの実をどう下処理したら食べられるようになるのか?』とお困りの、全国の皆さんのためになるように、体をはって(いつもですが)頑張ります!


ググって調べてみたところ、一番のポイントは


『外の果肉部分を綺麗にはがすこと』


のようです。


そのために、イチョウの実をバケツなどに入れて腐らせ、外の実をどろどろにするみたいです。

何だか、コレが臭くて大変との事・・・

臭いのか。そりゃあ、臭いよなあ。ギンナンだもんなあ。

調べてみたところ、においの原因は果肉のような部分に含まれる「酪酸」と「ペプタン酸」というもののようです。これは人間の足のにおいの成分と同じだそうな・・・

(足と言うか、アレですよねえ。言えませんが。)

においがきつい原因は、簡単に動物達に食べられないようにする為だそうです。

普通は、鳥達が食べた果実の種を運び、糞として落とし、そこから発芽するという「実生」

のサイクルが一般的ですが、これは全く別の考え方ですね!面白いなあ。


とりあえず、水をはってみるか!と思い、ジップロックに水を入れてみました。

中の種が袋から突き出てもいけないので、袋は二重にしています。

そして、試しにちょっと実に力を加えてみると・・・


あ、あれ?いとも簡単に、実が取れていくではないですか!!!

どうやら、硬い果肉部分は落ちて時間が経つと、普通に腐っていくようです。

わざわざバケツとかで発酵させなければいけないのかと、ちょっと憂鬱でしたが、これなら簡単に出来そう!

ここぞとばかりに袋の中身をブチュブチュとつぶします。


大体全部潰れたかな?とおもったので、更に綺麗に洗うため、袋を開けてみることにしました。

袋は出来るだけすぐに自然に帰る場所であけると良いと思います。
袋は出来るだけすぐに自然に帰る場所であけると良いと思います。

今回は土の上にあけて見ました。そのほうが香りもすぐに分解されるし、残った外皮もすぐに自然に戻ると思ったからです。もしこれを家のキッチンでやるとなると、相当においの問題があると思うので、お勧めはしません。やはり庭や外のできるところで処理をするのがお勧めです。


なぜなら、この匂いをお伝えする為に、かいでみたガーデンドクター柴ちゃんは

写真が撮れてなかったといわれて3回も嗅がされた。はっきり言って拷問だ。
写真が撮れてなかったといわれて3回も嗅がされた。はっきり言って拷問だ。
匂いを嗅ぐと、こんな顔になっちゃうのに・・・・
匂いを嗅ぐと、こんな顔になっちゃうのに・・・・

こんな顔になってしまうからです!


なので、今回はにおいがうつってしまったら大変なので、トレードマークの白衣もお預けです。


実が外れた中身の種だけをもう一度綺麗に洗うために拾う。拾うときはゴム手袋がお勧め!
実が外れた中身の種だけをもう一度綺麗に洗うために拾う。拾うときはゴム手袋がお勧め!

むいた皮の中から種を取り出して、もう一度洗います。

このとき、ガーデンドクター柴ちゃんはコンビニの袋を使いました。

においが手につくのも困るし、実はイチョウの実は強アルカリ性で、素手でやるとかなり手が荒れるそうです。簡単なのは、このようにゴミ袋。もしくは、あったらゴム手袋などを使うとやりやすいかもしれません。

もう一度、袋に入れて種だけもみあらい。
もう一度、袋に入れて種だけもみあらい。

そして、もう一度種だけ入れてもみ洗いします。あの果肉は本当に凄いにおいがするので、できるだけ綺麗に!

グレーチングの上に種をあけられたのはラッキーでした。
グレーチングの上に種をあけられたのはラッキーでした。

結局もう一度、一粒一粒手洗いしました。

そうでないと、やはり綺麗には洗えません。

ギンナンを一粒づつ水で洗うガーデンドクター柴ちゃん。
ギンナンを一粒づつ水で洗うガーデンドクター柴ちゃん。
殆ど匂わなくなったギンナン
殆ど匂わなくなったギンナン

確り洗って、匂いをかいでみます。


大分匂わなくなりました!!!洗った甲斐がありました。


次はこれを天日で干します。

洗ったギンナンの実を天日で干す。確りと干すのがポイントのようです。
洗ったギンナンの実を天日で干す。確りと干すのがポイントのようです。
1時間半干したら見たことのあるギンナンになっていた!
1時間半干したら見たことのあるギンナンになっていた!

一時間半干したら、こんな感じです。

スーパーで見たことあるギンナンですね!!!


しかし、これではまだ干し足りないようです。あと、2、3日このまま干してみようと思います!

そうしたら次はもちろん実食!!!

楽しみだあ。


イチョウの実の下ごしらえは思ったよりも簡単に出来ました。

イチョウの木は公園や街路樹でよく使われる植木です。

好きな方は拾ってきて下処理するのもアリかなとおもいます。

でも、腐らせるのはきっとにおいのこともあるので、今回のようにある程度熟した状態で挑戦するのがいいかもしれませんね!


何事もやってみないとわかりませんね!今回もガーデンドクター柴ちゃん勉強になりました!!!

次のガーデンドクター柴ちゃんの簡単クッキングもお見逃しなく!!!