お庭でケガ!?意外と知らない応急処置のツボをまとめてみました。2015-11-5

植木の手入れで蜂に刺されることは起こりうるかもしれない。
植木の手入れで蜂に刺されることは起こりうるかもしれない。

昨日、社内で回覧されていた、あるメーカーさんの安全大会の資料に目を通していたら、応急処置のツボが書いた資料がありました。


『コレは!!!非常にためになる!!!』


お庭で過ごす皆さんの安全を守るのもガーデンドクター柴ちゃんの仕事だと思ったので、本日はその資料をもとに、お庭でもしも災害が起こったときに、どのように応急処置をしたら良いかについて書いてみたいと思います。

Q:蜂に刺された。刺さっている針は抜いたほうがいい?

まずは、TOP画像に使用した蜂に刺されたときの問題。


普通に考えたら、針が刺さったままなんて痛そうですよね。

だから普通に抜くと思ったんですが・・・


蜂に刺された場合は針をつまむように抜く。知らなかった!
蜂に刺された場合は針をつまむように抜く。知らなかった!

蜂の針を抜くのは抜くんですが、針をつままないようにして抜くんですね。

知らなかった!針の元のほうに毒が詰まっている場合があるんだ・・・


針が残っていた場合は、根元から毛抜きで抜くか横に払って落とす。そして水で冷やす。

これは刺されたとき、パニックになってしまったら出来ませんね。

冷静に対応する。


私が子供のころは、アンモニアがいいと言われていておしっこかけたりしてた様な気がします。

駄目なんでしょうか?


調べてみましたら、どうやらアンモニアには蜂の毒を中和する力があるようなのですが、皮膚からは吸収されない。よって、毒まで到達しないから無駄みたいです。

お庭の豆知識かと思いましたが、意味がなかったんだ・・・


目に物が刺さった。刺さったものは抜いたほうがいい?

お庭で剪定作業などをしていたら、枝が目に刺さったと言うこともあるかもしれません。

本当はゴーグルや保護めがねをしながら剪定作業をしなければいけないと思いますが、一般家庭では中々やれません。プロでも殆どの植木屋さんはしていないと思います。


しかし、そうなると枝が目に刺さると言うことも起こる可能性がある。

目に刺さったものは取り除かない!痛そう・・・こわいなあ。
目に刺さったものは取り除かない!痛そう・・・こわいなあ。

コレによると取り除いてはいけないそうです・・・

確かに言うとおりですね。でも、そのまま病院まで行くのも本当に怖い。

紙コップなんかはコンビニに売っていますから、出来ない対応では無いでしょう。

ガーデンドクター柴ちゃんはメガネっこなので目を怪我したことはありませんが、これでも枝が目に入ったと言うことはあります。

確かに運が悪ければ、失明と言う可能性もあった。保護メガネ重要ですね。

骨折部が曲がっているときは元に戻したほうがいい?

『お庭の剪定作業中に木から落ちる。そして、骨折する。』なんてことは十分起こりうる可能性はあります。


もちろんこれは、お庭だけのことでは無いかもしれませんが、骨折部が曲がっているときは元に戻したほうがいいのか?そうでないのか?うーーーん。答えは・・・

骨折部が曲がっていても戻さない。恐ろしすぎる。
骨折部が曲がっていても戻さない。恐ろしすぎる。

神経や血管を傷つけるので曲がっていても戻さない。

これが、正解。


柴ちゃんは骨折とかした事が無いので、折れたときに自力で戻せるのかどうかなんて想像もできませんが、

相当痛いはず。戻そうなんて思わないかも知れまえんが、本能で『えいや!』ってしてしまう可能性はありますよね。でも、戻しちゃ駄目。


それにしても、この絵。腕がほとんど落ちています・・・怖い。やっぱり安全第一だわ。

やけどの時、服は脱がせたほうがいい?

例えばお庭でBBQしていたときにやけどをしてしまったと言う可能性は無いとはいえません。

そのほかは何かあるかな・・・


家の中でも、食事中に熱い味噌汁をこぼしたりしてやけどをすることもある。

そんなときは服は脱がせたほうがいいのか?

やけどしたときに服を一緒に脱がせると、皮膚が一緒にはがれる。怖い!
やけどしたときに服を一緒に脱がせると、皮膚が一緒にはがれる。怖い!

服は脱がせてはいけないんですね。


皮膚が一緒にはがれるって、恐ろしすぎます。

横の絵に書いてある一言『フリースは燃えると皮膚に貼り付く』って!

また、フリースは良く燃えると聞いた事があります。

BBQはフリース以外の服を着て行いましょう。


水ぶくれもつぶしてはいけないんですね。

しらなかったなあ。それに軟膏塗っても駄目なんですね。勉強になるなあ。

指を切断。何分以内なら繋ぐ事が出来る?

お庭で指切断だなんて!無いでしょ!と思うそこのあなた!!!

有るんです。


そんな恐ろしい事が実際に起こるんです。

非常に身近な例ですが、私のおじいちゃん。


もう亡くなって随分たちますが、庭の雑草を鎌で刈っておりました。

そのときに、勢いあまって自分の親指をばっさり。


しかし、すぐに治療したからか、くっついて元に戻りました。

そろそろ80歳になるかなという時に起こったアクシデント。

我々は非常に驚きましたが、普通にくっついて元に戻っているおじいちゃんにもびっくり。

凄いおじいちゃんでした。

6から7時間は再接着可能!人間の可能性ってとんでもない。
6から7時間は再接着可能!人間の可能性ってとんでもない。

保存状態がよければ6から7時間再接着可能!


すごい!!!人間の凄さを思い知らされます。

うちのおじいゃんも、動かしにくいとかも全然無いといっていました。

超強運です。


ここまで、お庭で起こりうるアクシデントとその対処方法をまとめてみました。

こうして改めてみてみると、知らない事がいっぱい。


でも、一番大切なのは


冷静になること。


冷静になれば、少しの時間で対処方法を考えたり、今の時代スマホで検索できるかも知れません。

そんな時にこのブログがちょっとでも皆さんのお力になればいいなと思いました。


でも、本来お庭は楽しい空間です。

このような事故が起きないように事前に対策を考えておくのが一番大切ですね。


たとえば、草刈なんかは鎌を使わないとか。剪定作業はプロに任せるとか。

そうすればかなりの事故は減らせるはずです。


楽しいガーデンライフを過ごす為にも、普段からのチョコチョコお手入れもいいかもしれませんね!