【漏電ブレーカー】外構・庭工事では電気を使います。その為の必須アイテムをご紹介!電気が落ちる理由も調べてみました。工事業者も必見! 2015-11-28

外構・庭工事では必須の現場道具の一つ『漏電ブレーカー』。
外構・庭工事では必須の現場道具の一つ『漏電ブレーカー』。

皆様。外構や庭を造るときに現場で絶対に必要になるものって何か分かりますか?


それは水と電気です。


水は、

・植木に水をやる

・掃除をする

・セメントを練る

・道具を洗う

・手を洗う(夏場は顔を洗ったりもする。冷やさないといけませんしね。)


ざっと考えられるだけでこれだけ。


それに対して、電気は主に工具などを動かすのに使います。


・セメントミキサー

・ハツリ機

・照明

・冬場の水を温めるヒーター

・グラインダー

・丸ノコ


工具はもう、相当な数がありますね。

電動工具は本当に便利。


私の修行中、セメントと砂を船に入れて練りグワで練るを永遠に繰り返したことも有りました。


上のセメントは既に砂が混ざっているものなので、水を入れて練るだけでOKですが、私の時は砂とセメントの配合を考えて、練って練って練りまくる。

炎天下の中、緑色のトロ船の底が割れるくらい練りまくりました。

あの体験は一生忘れません。


思えば、こうやってセメントの具合を肌で体感して覚えろってことだったんだと思いますが、セメントミキサーを使った時の早いこと!

電気の力の凄さを思い知らされました。

労力は1/5以下になるのでは無いでしょうか?


ガーデンドクター柴ちゃんがDIYをするとしたら、まず電動工具を買いますね。

ただの道具好きってこともありますが、作業スピードが全然違う。


職人さんで電動工具を使っていない人は居ませんよね?

それだけ、便利で早いと言うことなのです。


アマゾン何でも売っていますね。凄い。車まで売っているかと思いましたが、これはおもちゃでした。

電動ミキサーとかどうやって梱包されてくるんだろう・・・


たくさん電機で動く工具があることを分かってもらえたと思います。


と、ここで問題になるのが『漏電』です。

こうした電動工具が原因で漏電が起こり、家の中に有る分電盤のブレーカーが落ちる。

そうなると、家の中はもちろん。使っていた電動工具も全く使えなくなります。

家の中にある分電盤

家にある分電盤。電気を使いすぎたり漏電すると作動し電気を止める。
家にある分電盤。電気を使いすぎたり漏電すると作動し電気を止める。

こちらはどこの家庭にもある分電盤です。これは弊社のですので、結構大きい。

家庭用だとこの半分くらいのサイズだと思います。

実はこの分電盤。物凄く重要な役割をしていました。


正直な話。調べてみた今の今まで、知らなかったことが沢山ありました。

Youtubeでとても丁寧に解説をしてくれている動画がありましたので、これで勉強させてもらいました。株式会社武生テックの武生さんの動画です。

とても勉強になりました。素晴らしい動画をありがとうございます!!!

まず、この文電盤の中に3つの種類のブレーカーが入っているらしいのです。

 

①ACL(電流制限機)

②漏電ブレーカー

③子ブレーカー(安全ブレーカー)

 

まずは①のACL(電流制限機)について。

これが落ちると言うことは、お家全体の電気使用量が、契約しているアンペア数よりも上がってしまっていると言うことになります。

簡単に言うと、使いすぎで落ちるということですね。

そして②の漏電ブレーカー。

漏電を感知して電気を遮断してくれる機能を持っています。

漏電ブレーカーは行きと帰りの電気の量を調べて、例えば出て行った5Aの電気が4Aに名って戻ってきた時などは、1Aどこかへ行ってしまっているので漏電となり作動するとのことです。

最後に③の子ブレーカーです。

これは、例えばそれぞれの部屋などに電気のアンペアが割り当てられていて、それを超えた時に作動したり、漏電したりした時に作動するようです。

冬の寒い時に電気の暖房器具をつけて電子レンジとティファールのポットでお湯を沸かして・・・とかやっていると落ちますよね・・・

これで、大体お家に有る分電盤の仕組みがわかったと思います。

漏電が何故起こるかもわかりましたね。


では、外構やお庭を造るときに使う電動工具で何故漏電が起こるのでしょうか?

漏電しない為には使用する電動工具の状態が大切

使用禁止にしたグラインダ。
使用禁止にしたグラインダ。

漏電が一番起こる原因は、使用する工具の状態が悪いことです。

上の写真のようにコードの被服が切れてしまっているとか、接続部分が取れかかっているとか。


プラグが変形していたり、アース線がなくなっていたり。こんな状態では絶対いけません。
プラグが変形していたり、アース線がなくなっていたり。こんな状態では絶対いけません。

このようにプラグが古くなっていたり、アース線が切れてしまっていたり。

これでは、危なくて使えません。


外構やお庭を造る工事は外の工事です。

当然、雨にも当たるし土にもまみれる。

非常に環境的には悪いところでの作業となります。

そうなると、結構早く工具が悪くなってしまうこともあります。

それは確かに勿体無いことなのですが、工具が原因で災害や感電が起こってはいけません。


工具は必ず点検をして、問題が無い状態で使わなければいけません。

漏電が起こりお家のブレーカーが落ちると大変!防止するための『漏電ブレーカー』

お家のブレーカーが落ちると、色々な点で困る事が起きます。


まず、真っ先に考えられるのは冷蔵庫。

冷蔵庫の中の食材が傷んだり、冷凍食品が溶けてしまったり・・・アイスが溶けたら大変です!

他にも、

・熱帯魚の水槽のブクブク

・パソコン

・テレビなどの録画機器のタイマー

・自動ではいるエアコン

など、家の中で電気に繋がれているものは全て使えなくなってしまいます。

これはお客様に物凄く迷惑をおかけします。

もちろん、外構、お庭工事も出来ません。


リフォームなどでお家に住まわれている場合は問題ないかも知れませんが、それでもブレーカーを上げてとか、ビデオの時間をセットしなおして(←これは今の時代無いかなあ。昔はよく実家で起こりました。)とかあるかもしれません。


前置きが長くなりましたが、そんな漏電を防ぐ為のものが屋外などで使える漏電ブレーカー。

分電盤についている②の漏電ブレーカーの持ち出し可能な屋外版ですね。


これがあれば、安心です。

防水機能も付いているので、雨が降ってきても少々の事では飛びません。


そうです。外構は外なので意外な事が起こったりもするんです。

用心に越したことはありませんね。


また、こういうのもあります。


コードリールと呼ばれると呼ばれる、ドラム式の延長コード。これに漏電遮断装置がついています。

柴垣グリーンテックの工事監督はこちらを使用しています。


ポイントは、


安全な電動工具を使う


用心の為に、漏電ブレーカーを使用する


この2点ですね!!!


ちょっと調べてみようと思って書き始めたら、物凄く奥が深かった・・・

まだまだ、皆様のお庭に役立つ事がありそうです!!!

これからも頑張ります!!!