【今日は日進市のハチ!】大型の鉢植えやプランターを上手に作る時のコツはアレを使う事。そうすれば、大型のプランターも軽量化できますよ!2016-5-31

大型のプランターは、使い方も色々。今回は目隠しと見た目を華やかにする事とお子様の飛び出し防止。
大型のプランターは、使い方も色々。今回は目隠しと見た目を華やかにする事とお子様の飛び出し防止。
皆様こんにちは!名古屋市守山区で外構と庭の専門店をしている、イギリス帰りのガーデン&エクステリアデザイナー『ガーデンドクター柴ちゃん』がお送りする柴ちゃんブログ。
さて、昨日のブログはスズメバチとの激闘をお送りしましたが、本日は別の「ハチ」のお話。
そう、鉢植えプランターのお話です。
昔のプランターと言えば、プラスチックや陶器。それにテラコッタの鉢などが中心で、どちらかと言えばガーデニング好きな方中心の商品ラインだった気がします。

前のがテラコッタで次のがプラスチック製。ぱっと見では分かりませんね。

でも、値段が全然違うからわかるか。そして最後は信楽焼。

鉢は何も洋風だけではありません。

もちろん、和風も素敵です。この辺も和物を植えたりしたら素敵ですね。

盆栽なんかも、鉢植の代表です。その辺もいつか特集してみたいなあ。

 

話がそれましたが、鉢です。

 

それが、いつからかモダンなテイストが流行りだします。10年前くらいからかなあ。

いや、もっと前かな。12、13年前くらいかな。ガーデンドクター柴ちゃんがイギリスに行く前にはもうあった気がしますので、それくらいだと思います。

 


こんな感じです。

 

真ん中の白い物が、陶器で出来ています。

しかし形が四角い。たったこれだけの事ですが、ちょっとモダンに見えてきます。

 

そして、今まででは考えられなかったような色の鉢植えなんかも出てきます。

一番最初の物なんかは、36cmある大型プランターでファイバークレイという素材で出来ているようです。

何故かと言うと大きいから。

 

陶器は大きくなると重くなります。

そして大型化すると、更にそこに土が入るのでどんどんと重くなります。

また、大型化に伴い強度も必要になる。

と言う事で、別の素材が使われる様になってきたんだと思います。

 

それに灰色なんてモダンですよね。

一昔前では考えられなかったんですが、世の中のシンプルモダンブームで一気に火が付き、それに合わせて鉢もモダンな形になってきました。

 

余談ですが、最後に紹介したレチューザは底面灌水つきです。

これにより、水やりをする手間を大幅に省きます。

これ、便利なんですよね。柴ちゃんはかなり使っています。

日進市で大型のプランターを植栽させて頂きました!

今回の鉢植えは40cm角のモダンなポリテラゾ製の鉢植え。これを上手に植栽していきます。
今回の鉢植えは40cm角のモダンなポリテラゾ製の鉢植え。これを上手に植栽していきます。

 

さて、鉢植えの前置きが長くなりましたが今回の鉢植えです。

上の四角の40cmある大きな鉢植えです。

 

以前、日進市で工事をさせて頂いたお客様のお家のガレージデッキの上に置く鉢植えです。

 

これだけ大きなプランターを上手に植栽する為には、いくつかのポイントを抑えておくととても良いと思いますので、今回はこちらをご紹介します。

ポイント① 養生をしっかりする

鉢植えを作るときは下に敷物で養生をしておくと後の掃除が楽です。今回は梱包資材をそのまま使いました。
鉢植えを作るときは下に敷物で養生をしておくと後の掃除が楽です。今回は梱包資材をそのまま使いました。

まずは養生の前に、どこに置くか決めます。

こういう大型プランターの場合、中に結構な量の土が入ります。

そのため、完成してしまってからの移動が結構大変。

後で紹介する方法で軽量化しても、かなり重たいです。

そのため、まず位置を決める。

 

そして次に養生です。

大体新品のポットの場合、このように何かで梱包してある事が殆どだと思います。

今回はポットの周りにはラップのようなものが巻いてあり、口の部分には保護の為のプチプチが巻いてありました。

 

そこで、まずはプチプチを取り、鉢の周りに敷きます。簡単に風で飛んでいかないようにちょっとはさんだりするといいと思います。

 

そして、あるものを使って隙間を埋めていきます。 

こんな感じで隙間を埋めて土やほかのものがこぼれても良いように養生する。
こんな感じで隙間を埋めて土やほかのものがこぼれても良いように養生する。

こんな感じですね。

 

別にブルーシートを前面に敷いて大型プランターへ植栽してもいいのですが、土が入った後だと前述の通りかなり重くなるので引っ張って抜くのが大変です。

この方法なら、作った後に簡単にはがせます。

今回は一人で作っていたのでこれがベストかな。

 

こうしておけば土がこぼれても、一緒に養生をはがせばいいので掃除の手間が楽になります。

ポイント② 発泡スチロールで「かさあげ」をする

梱包されていた発泡スチロールを細かく砕いてかさあげをした。こうするとプランターが重すぎて移動できない!というところまではならないと思います。
梱包されていた発泡スチロールを細かく砕いてかさあげをした。こうするとプランターが重すぎて移動できない!というところまではならないと思います。

ここで最大のポイントが出ます。

 

そう、発泡スチロールで嵩上げ(かさあげ)をするのです!

 

こうすることで、プランターが重くなりすぎるということも無くなり、ある程度コントロールできるかな?と思います。

鉢底石とかでもいいのですが、さすがに発泡スチロールのほうが軽い。

今回は梱包されていた発泡スチロールを細かく砕いて使用しました。

こうするとゴミ代も処分する手間も減りますね。

 

一つ注意点。この嵩上げですが、全ての植物に当てはまるわけではありません。

大型の植木などの場合は、下まである程度土が入っていなければいけないこともあるるので、あくまで今回位の場合を想定してくださいね。

ポイント③ 鉢底石を入れる

鉢底石を入れて発泡スチロールの隙間を埋めていきます。
鉢底石を入れて発泡スチロールの隙間を埋めていきます。

 

次に鉢底石を発泡スチロールの上から撒きます。こうすることで通気性の良いもので発泡スチロールの隙間が埋められます。

発泡スチロールが見えなくなるくらいまで入れれば完璧ですが、そこまでやらなくても平気だと思います。

別に植物に発泡スチロールが悪いとかはない(と思う)ので、そこまで気にしなくていいと思います。

ポイント④ 土を苗の底に丁度いいくらい入れる

園芸用の土を大型プランターに入れる。入れた後はある程度締め固める。
園芸用の土を大型プランターに入れる。入れた後はある程度締め固める。

その次は土入れです。

園芸用の土を入れていきます。

これだけ大型のプランターだと土も入れやすいですね。

 

入れたらある程度占め固めます。

ふかふかだと水を入れたときに土の高さがスーッと減っていってしまうので、また入れなければいけません。

そうすると二度手間ですよね。出来ているところに土を入れるとなると植物も汚れるし、周りも汚れます。

 

そして、ポイントは植える植物の苗の鉢底の高さくらいまで入れるということです。

 

 

植える苗を置いてみて、土の高さを測る。もうちょっとかな。
植える苗を置いてみて、土の高さを測る。もうちょっとかな。

 

こうすることで、余分な土が入ったりすることを防げます。 

 

土が少ないのと同様に、余分も二度手間、汚れの原因になります。

これでほぼ完成。
これでほぼ完成。

これでほぼ完成で、後は最後の仕上げです。

 

⑤ 植物の長さや余分な葉を取り除きます

植物の長さを整えて余分な葉っぱを取り除きます。葉っぱは養生の上においておけばすぐに取り除けます。
植物の長さを整えて余分な葉っぱを取り除きます。葉っぱは養生の上においておけばすぐに取り除けます。

最後の仕上げで葉っぱの長さや余分なものを取り除きます。

 

プランターを素敵に見せるコツとしては、高さのある植物と垂れる植物。

そして鉢の周りを埋める植物を使うということです。

 

 


今回は高さのある植物にニューサイラン。垂れる植物に斑入りツルニチニチソウ。周りを埋める植物にバーベナを使いました。

もっと花なんかを回りに植えてもらうと素敵になると思いますが、今回はお客様に楽しんでいただきたくて、あえてあけております。

 

しかし、植えるだけでは駄目なので最後に散髪をしてあげます。

この段階で養生が役立ちます。

切った葉っぱなどは養生の上に。

 

後でそのまま養生と一緒に捨てられます。

⑥ 養生を外してみずやりをして大型プランターの完成。

最後の仕上げで養生を外してみずやりをして完成。綺麗なところに立ち入りたくなかったので最後は後姿になります。
最後の仕上げで養生を外してみずやりをして完成。綺麗なところに立ち入りたくなかったので最後は後姿になります。

最後に養生を外して水遣りをして完成です。

 

最後は、折角綺麗になったところに立ち入りたくなかったので最後は後姿になります。

 

今回はガレージデッキの上に大型プランターをおきました。

理由としては、見た目と目隠しと小さいお子様の通り抜けを防止するため。

 

お客様も「綺麗になったわあ。デッキに出たくなりました。」といって大満足していただきました!

 

また大きくなったら写真を撮りたいなと思います。

 

日進のO様。本当に有難うございました!!! 

 

 

 

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