![土も養生します](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s04ede5472b497c1e/image/i1bca074223f82ad3/version/1495615896/%E5%9C%9F%E3%82%82%E9%A4%8A%E7%94%9F%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%99.jpg)
前回は、柴ちゃんが、リクシルのタイルデッキは本当に熱くないのか?体を張って実験をする様子をお伝えしました!
今回はまた前々回に引き続いて、塗装工事の養生(ようじょう)についての話題です。
(※改めて説明すると、養生とは、塗装作業などの際に、周囲の汚損を防ぐために、布や板やシートなどで保護することです。)
塗装の養生に必要な、マスキングテープについてご紹介します!
![マスキングテープ](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=605x10000:format=jpg/path/s04ede5472b497c1e/image/ic3598922e0360d7c/version/1495617553/%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%86%E3%83%BC%E3%83%97.jpg)
まずは、こちらの写真に写っている緑色のテープ。
「マスキングテープ」です。
”マスキング”とは、塗装の際、色を塗らない部分を保護するために、粘着テープなどを貼ること。 という意味です。
まさに、養生のことですね!!
マスキングテープ = 養生テープ です。
(実際に、現場では、養生テープと呼ぶことも多いです。)
色々なメーカーから、様々なマスキングテープが発売されています。
貼る場所や対象物、そして使用用途によって、
材質や粘着力、さらにテープの幅や色にいたるまで、本当にたくさんの種類があります!!
私が良く使用するマスキングテープは2~3種類なのですが、
ひとつめは、紙のマスキングテープ。
紙製なので金額が安い為、これを使える場所ではこれを使うという、一番の基本になる商品です。
良くも悪くも、粘着力が低い というのが特徴です。
養生に使用するテープは、一度貼って、またすぐに剥がす必要がある為、粘着力がない方が良いのです!!
あと、粘着力が強いと、剥がす際に下地もいっしょにめくれてしまうという危険もあるからです。
![パイオランテープ](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=605x10000:format=jpg/path/s04ede5472b497c1e/image/i5613b9c420ae4a27/version/1495620719/%E3%83%91%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%BC%E3%83%97.jpg)
そして次に、私のお気に入りなのが、パイオランテープ です。
パイオランとは、ポリエチレンなどから作られた合成樹脂らしいです。
強度が強く、伸縮性があり、水にも強く、耐久性が高いうえに、
切りやすい(カットしやすい)ので、とても使いやすいのです!!
それでいて、いざ剥がす際は、サッときれいに剥がれるという、現代科学の粋を集めて作られたといっても過言ではないような、すごい商品です。
初めて使用したときは、感動ものでした。
下地がタイルや石の際は、紙製のテープを使用し、
下地がコンクリートなどの際は紙テープだと剝がれやすいからパイオランテープを使用するなど、使い分けをしています。
でも、紙テープに比べて値段が何倍もするので、紙製で良いところはなるべく紙製を使うようにしています。
お恥ずかしながら、紙のマスキングテープも、パイオランテープも、この仕事に就くまでは知りませんでした。
テープといえば、セロハンテープ、ガムテープ、布テープなどしか頭になく、粘着力があればあるほど優れたテープだと思っていたので、
あえて粘着力を弱く作ってあるというマスキングテープの概念にはカルチャーショックを受けたのを覚えています。
他にも、エクステリア業界でしか使わないような道具などに出会って面白いと感じた道具がたくさんあるので、またいずれご紹介していけたらと思います。