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【上志段味で外構を作る⑨】玄関ポーチのタイルとアプローチタイル合わせた方がいい? 2022-3-13

【上志段味で外構を作る⑨】玄関タイルとアプローチタイル合わせた方がいい?
【上志段味で外構を作る⑨】玄関タイルとアプローチタイル合わせた方がいい?
皆様こんにちは!名古屋市守山区で外構と庭の専門店をしている、イギリス帰りのガーデン&エクステリアデザイナー『ガーデンドクター柴ちゃん』がお送りする柴ちゃんブログ。

 

前回は、【モーニングハンター】瀬戸市のカフェレスト・ユーミンさんでフルーツサンドモーニング!というブログでした。

 

今回はガーデンデザイナーが自分の家をたてるお話の続き、その⑨です!

玄関ポーチの中と外の仕上げは合わせる方がいい?アプローチは?

玄関ポーチと外のアプローチは同じ素材でそろえた方がいい?
玄関ポーチと外のアプローチは同じ素材でそろえた方がいい?

今日のお話は玄関ポーチとアプローチの仕上げの事です。

 

というか、そもそも玄関ポーチとアプローチの関係がむつかしいですね・・・

 

 

場所を分けてみました。

(A)は玄関ポーチの中

(B)は玄関ポーチの外

(C)はアプローチ

 

仕上げはコンクリートのまま、タイル張り、天然石貼り、洗い出しなどと色々とあると思いますが、今日はその素材を玄関ポーチの中と外。そしてアプローチとそろえた方が良いのかについて考えたいと思います。

 

玄関ポーチに関しては、結構バラバラでいろいろな場合がりますが、基本的なパターンを分けてみます。(C)のアプローチに関しては殆どが外構工事です。

 

①玄関ドアより中(A)はハウスメーカーで仕上げ、玄関ドアの外(B)のポーチもハウスメーカーで仕上げ(このケースが最も多いパターン)。90%

 

②玄関ドアより中(A)はハウスメーカーで仕上げ。玄関ドアの外(B)のポーチは外構で仕上げ(少ないけどたまにあるケース)。8%

 

③玄関ドアより中(A)はハウスメーカーが下地のみ施工済みで仕上げは外構。

玄関ドアの外(B)のポーチも下地のみハウスメーカー。仕上げは外構。1%

 

④玄関ドアより中は(A)ハウスメーカーが自他時のみ施工済みで仕上げは外構。

玄関ドアの外(B)のポーチは下地・仕上げとも外構。1%

 

こんな感じかな~。

 

殆どのお客様が①のパターンで、外構計画の際は既にお家の玄関ポーチの形や仕上げがほぼ決まっていることが多いです。

しかしながら、これだと殆どの場合でアプローチの使い方とかは決まってしまうケースが多いので、それに合わせてエクステリアを計画していくことが殆どです。

 

②はたまにあるケースで、外構の仕上げに玄関ポーチを合わせた方が素敵になりますよねということをハウスメーカーさんが言ってくれるパターンです。

 

世の中には、玄関ポーチとアプローチの仕上げや色がまるで違うというケースも少なからずありますが、どんな仕上げになってどんな雰囲気になるかは外を預かるエクステリアデザイナーの仕事なので、そこはエクステリアデザイナーが責任をもって決めていきたいところ。

②のケースでは玄関の中にタイルがすでにはってある場合が多いので、その目地を合わせることなどしっかりと考えて取り組んでいきたいところです。

 

今回は私の自宅で採用したのが③のパターンです。

玄関の中と外を下地だけハウスメーカーさんに作ってもらって仕上げはエクステリアですべて行いました。

 

私の自宅の場合は、ご覧のように玄関のポーチが結構広い仕上げなのでその空間をどんなものにしたいかがとても重要になりました。

実は私の自宅は全ての部屋が庭とつながっているという設計にしていますので、この玄関ポーチが実は庭の一部のテラス的な役割を果たします。

そのため、仕上げは統一感があって広く見えるような感じで仕上げることが重要でした。

部屋から出られるタイルのテラスは玄関ポーチを兼用している
部屋から出られるタイルのテラスは玄関ポーチを兼用している

これが部屋から見た玄関ポーチになります。

 

広さとしてはここにテーブルやベンチなどが置けるくらいの広さがありますので、しっかりとお庭が感じられる空間にしています。

 

私の場合は、基本的に家の間取り設計と外部の空間設計を自分で同時にしていますので、最初からハウスメーカーさんにはどのあたりまで工事してもらうかを話してありました。

 

今回、玄関ポーチの仕上げに使用したのはタイル。

 

下地は建物本体の基礎施工時にすでに作ってもらっていましたので、仕上げタイルを選ぶだけでした。

 

しかし、このタイル選び。迷いに迷いました~。

 

結局はこれを選んで正解だったと思っていますが、タイル沢山ありすぎ。

 

これを選んだ理由は、家の中の他の部分に使っていたという事と、500角の大きさがあったということがポイントでした。ちなみに選んだのは名古屋モザイクのネオストン。

 

世の中、タイルは大判化してきているのがトレンドですが、私もこのトレンドに乗ってしまいました(笑)。

 

でもいいですね。大判は。目地が少ない分、汚れる部分も少ない気がします。

玄関の中と外、アプローチ階段1段は同じタイルでそろえました

玄関の中と外の仕上げは材料を揃えて統一感を出した
玄関の中と外の仕上げは材料を揃えて統一感を出した

今回のテーマである。「玄関タイルとアプローチタイル合わせた方がいい?」に関しては自分としては。やっぱり合わせた方がいいのではないかな?と思っています。

 

統一感出ますよね。

 

広く感じるし、ごちゃごちゃしません。

しかし、仕上げのタイルが結構高かった私としては出費が痛かったですがやっぱりしっかりとお金をかけてよかった。

 

統一感は高級感を生むと信じているので、それが実証された気もしています。

 

玄関ポーチの中と外。そしてアプローチ階段の1段目。ここまですべて同じタイルで私は仕上げました。

 

そして、もう一つ注意したいのは玄関部分の実質的な大きさからくる使いやすさ。

私は1段目のポーチの広さを1.5m角でとりました。

 

ハウスメーカーさんによっては「え?このサイズの玄関ポーチで大丈夫ですか?」とおもう設計があることもありますので、そのあたりは建てられる施主も一緒にしっかりと考えて頂ければと思います。

 

玄関ポーチの中と外の仕上げはその後かな。

幾ら格好の良いものを作っても、使い勝手が悪ければいやになってしまいますからね。

 

私は何度も言っていますが、「外構・エクステリア計画を一番最後に考えていいことなんて正直何一つない。」と思っています。

 

ハウスメーカーさんは契約をとるのに必死で、そこまで考えていないというのが本音だと思いますので、家を建てる方はしっかりと情報を集めて、信頼のおけるエクステリア・外構の設計者・デザイナーに早めに相談されるのが良いと思います。

以上、今日も良いブログが書けました!皆様のお陰です。ツイてる!ありがとうございました!!!
 
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