庭に高品質な人工芝をはる方法 2015-1-21

最近の人工芝は枯れ葉まで再現されていて品質が高くお庭でも使える
最近の人工芝は枯れ葉まで再現されていて品質が高くお庭でも使える

先ほど完成したお客様のお庭に人工芝を施工させていただきました。


最近の人工芝はとても高品質で、お庭にも使える。

と言うわけで、今回はお庭に人工芝を貼る方法を書きたいと思います。

天然芝も人工芝も大事なのは下地

今回はお庭の一部分だけ人工芝を施工させていただきました。

お庭の中で、芝生はとても重要なアイテムですが

場所によってはメンテナンスがしにくかったり、ほんの一部分だけの芝生の為に

芝刈り機を買うのもちょっと・・・と言う場合もあります。


実は、今回の施工場所の上にはバルコニーがあり、雨露が当たりにくい場所で

芝生も育ちにくいし、植物も生えにくいと言うことで人工芝を選択することにしました。


その施工方法は

人工芝をはる場合、土をある程度すきとります その後転圧
人工芝をはる場合、土をある程度すきとります その後転圧

まず、下地を作るために土をある程度漉き取ります。


人工芝の厚みと下地の厚みで今回は10cm位漉き取っています。

下地として砕石のダストを満遍なくしき、よく転圧をして下地をフラットにします
下地として砕石のダストを満遍なくしき、よく転圧をして下地をフラットにします

そして、その漉き取った部分に砕石を作るときに出てくるダストと呼ばれるものを投入。


今回は施工場所が狭いので、転圧にプレートなどは使用できませんでしたが、

圧をかけてしっかりとした下地を作成します。この下地がフラットでないと芝生自体も

フラットにならないので、この作業が何より重要になります。


天然芝を貼る場合もそうですが、この下地つくりが美しい人工芝を作るのにとても重要なポイントになります。

防草シートと同じく継ぎ目や際から草が生えるのが問題

防草シートを施工する場合も同じですが、人工芝の場合も


継ぎ目や際(建物際やブロック際など)から雑草が生えるのが問題です。


そこで、下の白い粉が登場。

その後、雑草が進入してきそうな際の部分に固まる白い粉(名前はわかりません)を撒きます
その後、雑草が進入してきそうな際の部分に固まる白い粉(名前はわかりません)を撒きます

この白い粉。職人さんに聞いたのですが、名前は忘れてしまったとの事!


名前はわかりませんが、この粉が固まっていくので雑草の進入を防いでくれるそうです。


なるほど!!


そして、人工芝を貼ります。

高品質人工芝を貼って終了です
高品質人工芝を貼って終了です

今回は、狭い範囲だったので一枚物の人工芝を切って使いましたが

広い場合は継ぎ目を美しく調整しながら貼っていくそうです。


また、貼り方はボンドなどは使わず、釘を使用してとめています。

下地の状況に応じて、貼り方には色々と方法があるようですが

この方法が、この状況にはベストとの事で釘を選択しました。

珪砂を上から撒き芝生を落ち着かせる

芝生の上から珪砂を撒いて人工芝を落ち着かせる
芝生の上から珪砂を撒いて人工芝を落ち着かせる

最後に人工芝の上から珪砂を撒いて人工芝を落ち着かせます。

この作業も排水や飛散防止の為に重要との事。

人工芝の中にもしっかりと珪砂が入っている
人工芝の中にもしっかりと珪砂が入っている

ここまで行って、やっと完成となります。


随分と手間がかかります。


しかし、逆にこれだけの仕事をしないと、値段の高い高品質人工芝も生きてこないと言うこと。


人工芝をよく見てください。ちゃんと枯れた草も再現してあります。

また、緑の色も一本一本違う。凄い。高いはずだ!!

緑が生え揃うと人工芝も美しくなる

天然の緑が映え揃ってくると、人工芝もより美しくなる
天然の緑が映え揃ってくると、人工芝もより美しくなる

今回は人工芝と天然の植物を分ける為に、このようなデザインにしてありますが

緑が映え揃ってくると、緑の面積が増えて良い感じに、人工芝とわからない位

良い感じになってきます。

 

また、緑が増えるころ報告したいですね。

 

 

あと、この人工芝。実はわんちゃん達とも非常に相性が良いと言うのがわかっています。

(それはまた、別の機会に書きたいと思います。)

 

昔の人工芝に比べて、今のものは格段に良くなってきています。

お手入れの手間も減り、見た目も美しい。

これからは人工芝の施工は以前より増えていくと思います。

 

デザインする方は、人工物と天然物のの上手な使い方をしっかりと考える必要がありそうですね。

私ももっと勉強したいとおもいます。