【ヨモギ】ずっと気になっていたヨモギを春になって復活したガーデンドクター柴ちゃんが醤油で和えて食す!!!2016-3-12

春になってガーデンドクター柴ちゃんも復活!今回はヨモギを食べる!!!
春になってガーデンドクター柴ちゃんも復活!今回はヨモギを食べる!!!

先日、守山区にある柴垣グリーンテックのミモザが開花し、春が来たリポートをしました。

 

春といえば、たくさんの植物たちも元気になってくる季節。

そんな中、ガーデンドクター柴ちゃんには気になる植物が・・・

 

そう、それは「ヨモギ」。

 

ヨモギといえば、ヨモギ餅、ヨモギ団子と春のお花見にピッタリのスイーツ(?)を生む草。

今回はそのヨモギをガーデンドクター柴ちゃんが食べてみました!!!

ヨモギはどこにでも生える=強靭な雑草=効能の強いハーブ

アスファルトを割って生えてきているヨモギ。強靭なのが分かる。
アスファルトを割って生えてきているヨモギ。強靭なのが分かる。

まずはヨモギの説明から。

ヨモギは日本のどこにでも生えているキク科の多年草。

葉っぱの色がちょっとシルバーがかっていて綺麗ですよね。

地下茎が発達するので、川原などに行くと群生していたりします。

 

他の草に混ざってわかり難いが、かなりヨモギが隠れている。地下茎が広がっていると思われる。
他の草に混ざってわかり難いが、かなりヨモギが隠れている。地下茎が広がっていると思われる。

今回は、柴垣グリーンテックから徒歩五分でいける矢田川の河川敷にヨモギを摘みに行きました。

蓬(よもぎ)を摘んでいると、散歩していたおばちゃん二人組みに話しかけられます。

 

おばちゃんA:「あら!何をとっているの?ツクシかしら?」

 

おばちゃんB:「春だもんねえ。」

 

柴ちゃん:「いや、ヨモギです。」

 

おばちゃんA:「よもぎ!ツクシじゃないんだ。あーよかった。(←何がよかったのだろう?)」

 

おばちゃんB:「よもぎかあ。お団子にでもするの?」

 

柴ちゃん:「今回は、そのまま食べようと思って。」

 

おばちゃんA、おばちゃんB:「そのまま?」

 

柴ちゃん:「お浸しにでもしようかと思って。」

 

おばちゃんB:「お浸し!ヨモギなんて団子しか食べたこと無いわあ。いつも食べるの?」

 

柴ちゃん:「いや、食べたこと無いので、食べてみたくて・・・」

 

おばちゃんA:「いつも食べてるの?」

 

柴ちゃん:「いや、初めてです。」

 

おばちゃんA:「へーそうなのぉ。」

 

おばちゃんB:「よく洗って食べてね。この辺ワンちゃんが結構アレしてるかもしれないから。」

 

柴ちゃん:「そうします。ありがとうございます。」

 

と、このような会話が夕暮れ時の川原で繰り広げられました。

 

何とも、面白かったです。

しかし、予想するにおばちゃん二人組みは70才代。

その年齢の方々もヨモギは食べたりした事が無いんだと、知る事が出来ました。

ツイてる!

 

しかし、このとき私は思い出しました。

私の祖母が一緒に摘んだ蓬で団子を作ってくれたことを。

それが、本当に美味しかったので、それ以来ずーっとヨモギ餅や団子が大好きなのだと。

ガーデンドクター柴ちゃんは、幼少期から英才教育されていたようです。

 

白く素敵な色のヨモギの新芽。これをたくさん摘んで今回は食します!
白く素敵な色のヨモギの新芽。これをたくさん摘んで今回は食します!

話を元に戻しますが、このヨモギ。

 

実はスーパーハーブなのです。

 

ヨモギは結構たくさん別名があります。

「モチグサ」「モグサ」「ヤキグサ」などです。

 

ここであれ?と思った方。お灸で使うモグサ。これって実はヨモギだったんですね。

ヨモギといっても全部を使うわけではなく、葉に付いている繊毛を精製して作るそうです。

めちゃくちゃ手間がかかるみたいで超高級品とのこと。

それだけ、薬効が高いということでしょうか?

また、葉は止血する効果があったり、乾燥したものを煎じて飲んだりすると、腹痛や下痢、貧血、冷え性なども改善される。乾燥したものを風呂に入れたりしてもいいみたいですね。

 

これだけ使えるのに雑草として日本中にある。

しっかり使えば日本人めちゃ健康になるんじゃないかな・・・

 

凄いハーブなんだと改めてガーデンドクター柴ちゃんも感心しました。

 

30分くらい新芽の柔らかいところを摘む

ヨモギの新芽を摘む。柔らかいのですぐ千切れます。
ヨモギの新芽を摘む。柔らかいのですぐ千切れます。

今回は、おばちゃんたちに話しように、新芽の若いところを摘んで、さっとゆでてそれを食べたいと思い、30分ほど川原で新芽を摘みました。

まだ今の時期は余り背丈が高くないので、本当に新芽だけをつまんでいく感じです。

ザルにいっぱいのヨモギの新芽。5回は洗ったほうがいいかも。
ザルにいっぱいのヨモギの新芽。5回は洗ったほうがいいかも。

30分くらいでザル一杯。

これを5回はしっかりと洗いました。

やっぱり、他の雑草もたくさん生えているので、ちぎるときに混じってしまうし、汚い葉っぱなどもあるので、それを入念に取り除きながら洗います。

 

そして、洗ったところで、鍋にお湯を沸かして塩を入れてさっとゆでます。

 

ヨモギ調理開始!

ヨモギを沸騰したお湯の中に投入!!!
ヨモギを沸騰したお湯の中に投入!!!

沸騰したお湯の中に入れると一気に緑色が濃くなってきます。

ゆでると一気にグリーンになるヨモギ。これなんか見たことあるな・・・
ゆでると一気にグリーンになるヨモギ。これなんか見たことあるな・・・

ああ、美しい緑色になりました。

 

 

茹で時間は1分くらいでしょうか?

余りゆでたらくたくたになる気がしたので、ここでお湯からあげて冷水で締めます。

 

冷水で締めたあと、ギュッと絞ったヨモギ。キッチンペーパーが要らないほどよく絞れる。
冷水で締めたあと、ギュッと絞ったヨモギ。キッチンペーパーが要らないほどよく絞れる。

ヨモギは冷水で締めたあと、よく絞って水気を切ります。

キッチンペーパーが要りませんでした。かなりよく絞れちゃう。

 

 

これは!見た目は何か美味そうであります!!!

 

早速、醤油であえてみます。

ゆでて醤油であえたヨモギ。ガーデンドクター実験成功するか?
ゆでて醤油であえたヨモギ。ガーデンドクター実験成功するか?

ついにガーデンドクター柴ちゃん「ヨモギ」を食す!

ヨモギの醤油和えを食すガーデンドクター柴ちゃん。さて、肝心のお味は?
ヨモギの醤油和えを食すガーデンドクター柴ちゃん。さて、肝心のお味は?

食べてみたところの感想は・・・・

 

美味い!!!というにはちょっと物足りない感じです。

香りは、確かにヨモギ。でも、茹でた汁を捨てたときのほうが強烈なヨモギ臭がしていた気がします。

 

味は、あれです。すき焼きに入っているやつ。

そう!春菊。

ゆでていたときの写真を見てぴんと来た方もおられたかもしれませんが、春菊の味に似ています。

苦味がある感じ。

これは柴ちゃん大好きです。

いいのですが、決定的に違うのが繊維の多さ。

ヨモギは春菊に比べて繊維が多すぎる気がします。

先程、水を切ったときによく絞れたのは、繊維がしっかりしているからだったんですね。

ほうれん草などは、あまりきつく絞ると、葉っぱとかぐちゃぐちゃになってしまうので用心しながら水を切ります。

 

しかし、ヨモギは繊維がしっかりしていて、葉に水分がそれほど無いのでガンガン絞れたわけです。

なるほどなあ。

 

なので、茎のほう。これは美味しいです。

適度に歯ごたえがあって、水分もある。

なので、部分的に考えて使えば素晴らしい食材になること思います。

 

個人的な感想は少ない量をてんぷらにしたりして香りを楽しむのがいいような気がしました。

 

ヨモギのレシピは実はかなり多いです。

残った蓬は冷凍庫で保管できるので、また別の料理で生まれ変わるかもしれません。

何がいいかな~♪

 

ヨモギは夏になると結構アブラムシがいたりするので、摘むなら今です。

春を感じるベストハーブ。

おためしあれ!!!