【塗装工事②】養生について更に掘り下げ!!2017-5-22

塗装工事の養生中です!
塗装工事の養生中です!
皆様こんにちは!名古屋市守山区で外構と庭の専門店をしている、イギリス帰りのガーデン&エクステリアデザイナー『ガーデンドクター柴ちゃん』がお送りする柴ちゃんブログ。

前回は、塗装工事で大事なのは養生だということについてご紹介しました!!

  

今回も引き続き、塗装工事の養生(ようじょう)についてのお話です!

 

 

改めて説明しますが、養生とは、塗装作業などの際に、周囲の汚損を防ぐために、布や板やシートなどで保護することです。

 

 

前回ご紹介したのは、

 

建物の壁、玄関ドア、エアコンの室外機、などの『建物周り』、

 

そして、

 

階段のタイル、アプローチの天然石、アルミ門扉、フェンス柱、などの『エクステリア工事部分』

 

の養生についてです。

 

塗装前の状態です。ビニールで養生中。
塗装前の状態です。ビニールで養生中。

建物ついては、塗装工事の依頼主であるお客様のものですから、汚してはいけないのは当たり前です。

 

エクステリア工事部分については、

タイル貼りや天然石など、今回弊社にて工事をした部分ですが、汚した状態でお客様にお引渡しをすることは出来ません。

 

自分達で工事をした部分には、責任を持って、きれいな状態でお引渡しをする責任があります。

 

細かい部分には細かい養生が必要です。
細かい部分には細かい養生が必要です。

塗装する門塀や、乱形天然石、花壇の石積み、道路際の土留めなど、複雑に入り組んでいますが、どんなに細かいところでも手を抜かず、丁寧に養生をします。

 

 

緑色のテープでしっかりと張り付けます。
緑色のテープでしっかりと張り付けます。

塗装部分(塀)と、塗装しない部分(天然石やタイル)との取り合いの部分には、この緑色のテープをしっかりと貼り付けます。

 

テープが浮いてしまっている部分があると、そこから塗料が垂れてしまうので、

右手でテープを張り延ばしながら、左手でビシっと押さえていくなど工夫をしながら、隙間のないように貼っていきます。

 

テープを張る部分が何十メートル、何百メートルあろうと、1ミリの隙間も無いように、すべて自分の指で押さえて確認しながらの作業になり、大変です。 

  

風で飛ばないようにしっかりと固定!
風で飛ばないようにしっかりと固定!

取り合いの部分に隙間が無いようにするだけではなく、

 

ビニールが風でパタパタとめくれてしまわないように、注意が必要です。

 

ビニールをピンと張り詰めた状態で、風に揺らめかないように固定しながら、テープで固定します。  

 

 

その、床に固定するテープについて、貼る際に気を付けることがもうひとつ。

 

何も考えずにテープを出して引っ張り、適当な長さで切って、貼る、というのはダメで、

 

必要最低限の分だけ出して、貼る。

  

例えば、下地がコンクリートの場合と、タイルの場合では、ビニールを固定するのに必要な粘着面積が2倍以上違います。

 

実際に試していだだくとわかると思いますが、コンクリートにはなかなかテープが着かず、ある程度の粘着面積がないとすぐに剥がれてしまいますが、

タイルに関しては、テープがすごく良く張り付くので、テープの量は少しで大丈夫です。

 

養生テープの使用量は最低限に。
養生テープの使用量は最低限に。

 

なぜテープの使用量を気にするかというと、 

 

少しでもテープの使用料を減らすことで、経費の削減、さらに、産廃(産業廃棄物)の削減に繋げる為です。

 

経費の削減は、どんな会社でも気にしなければならないことですが、

 

産業廃棄物の削減は、建築業界が取り組んでいる課題の一つでもあります。

 

産廃削減は、コストダウンにも繋がりますし、環境面を考えてもとても大事なことなのです。

  

 

塗装の前段階の養生についてだけでも、考えなければならないこと、気を付けなければならないことが、たくさんあります。

 

塗装工事も、奥が深いですね!!

 

 

以上、今日も良いブログが書けました!皆様のお陰です。ありがとうございました!!!
 

次回は、【塗装工事③】隣地や道路もしっかりと養生!! をお送りします。見てね!!

次回のブログはこちらをクリック!
次回のブログはこちらをクリック!