![塗装工事の養生中です!](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=630x10000:format=jpg/path/s04ede5472b497c1e/image/i4b972fee0ca5f7b2/version/1495444154/%E5%A1%97%E8%A3%85%E5%B7%A5%E4%BA%8B%E3%81%AE%E9%A4%8A%E7%94%9F%E4%B8%AD%E3%81%A7%E3%81%99.jpg)
前回は、塗装工事で大事なのは養生だということについてご紹介しました!!
今回も引き続き、塗装工事の養生(ようじょう)についてのお話です!
改めて説明しますが、養生とは、塗装作業などの際に、周囲の汚損を防ぐために、布や板やシートなどで保護することです。
前回ご紹介したのは、
建物の壁、玄関ドア、エアコンの室外機、などの『建物周り』、
そして、
階段のタイル、アプローチの天然石、アルミ門扉、フェンス柱、などの『エクステリア工事部分』
の養生についてです。
![塗装前の状態です。ビニールで養生中。](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s04ede5472b497c1e/image/i72bd46cd9f870da2/version/1495440486/%E5%A1%97%E8%A3%85%E5%89%8D%E3%81%AE%E7%8A%B6%E6%85%8B%E3%81%A7%E3%81%99-%E3%83%93%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%81%A7%E9%A4%8A%E7%94%9F%E4%B8%AD.jpg)
建物ついては、塗装工事の依頼主であるお客様のものですから、汚してはいけないのは当たり前です。
エクステリア工事部分については、
タイル貼りや天然石など、今回弊社にて工事をした部分ですが、汚した状態でお客様にお引渡しをすることは出来ません。
自分達で工事をした部分には、責任を持って、きれいな状態でお引渡しをする責任があります。
![細かい部分には細かい養生が必要です。](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s04ede5472b497c1e/image/if105945b114aadd4/version/1495446944/%E7%B4%B0%E3%81%8B%E3%81%84%E9%83%A8%E5%88%86%E3%81%AB%E3%81%AF%E7%B4%B0%E3%81%8B%E3%81%84%E9%A4%8A%E7%94%9F%E3%81%8C%E5%BF%85%E8%A6%81%E3%81%A7%E3%81%99.jpg)
塗装する門塀や、乱形天然石、花壇の石積み、道路際の土留めなど、複雑に入り組んでいますが、どんなに細かいところでも手を抜かず、丁寧に養生をします。
![緑色のテープでしっかりと張り付けます。](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s04ede5472b497c1e/image/ib5a8d3ced4ad90f0/version/1495447150/%E7%B7%91%E8%89%B2%E3%81%AE%E3%83%86%E3%83%BC%E3%83%97%E3%81%A7%E3%81%97%E3%81%A3%E3%81%8B%E3%82%8A%E3%81%A8%E5%BC%B5%E3%82%8A%E4%BB%98%E3%81%91%E3%81%BE%E3%81%99.jpg)
塗装部分(塀)と、塗装しない部分(天然石やタイル)との取り合いの部分には、この緑色のテープをしっかりと貼り付けます。
テープが浮いてしまっている部分があると、そこから塗料が垂れてしまうので、
右手でテープを張り延ばしながら、左手でビシっと押さえていくなど工夫をしながら、隙間のないように貼っていきます。
テープを張る部分が何十メートル、何百メートルあろうと、1ミリの隙間も無いように、すべて自分の指で押さえて確認しながらの作業になり、大変です。
![風で飛ばないようにしっかりと固定!](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=605x10000:format=jpg/path/s04ede5472b497c1e/image/i9182ed1ab00ec1a6/version/1495447541/%E9%A2%A8%E3%81%A7%E9%A3%9B%E3%81%B0%E3%81%AA%E3%81%84%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%AB%E3%81%97%E3%81%A3%E3%81%8B%E3%82%8A%E3%81%A8%E5%9B%BA%E5%AE%9A.jpg)
取り合いの部分に隙間が無いようにするだけではなく、
ビニールが風でパタパタとめくれてしまわないように、注意が必要です。
ビニールをピンと張り詰めた状態で、風に揺らめかないように固定しながら、テープで固定します。
その、床に固定するテープについて、貼る際に気を付けることがもうひとつ。
何も考えずにテープを出して引っ張り、適当な長さで切って、貼る、というのはダメで、
必要最低限の分だけ出して、貼る。
例えば、下地がコンクリートの場合と、タイルの場合では、ビニールを固定するのに必要な粘着面積が2倍以上違います。
実際に試していだだくとわかると思いますが、コンクリートにはなかなかテープが着かず、ある程度の粘着面積がないとすぐに剥がれてしまいますが、
タイルに関しては、テープがすごく良く張り付くので、テープの量は少しで大丈夫です。
![養生テープの使用量は最低限に。](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s04ede5472b497c1e/image/i10bc466242df4b5b/version/1495449214/%E9%A4%8A%E7%94%9F%E3%83%86%E3%83%BC%E3%83%97%E3%81%AE%E4%BD%BF%E7%94%A8%E9%87%8F%E3%81%AF%E6%9C%80%E4%BD%8E%E9%99%90%E3%81%AB.jpg)
なぜテープの使用量を気にするかというと、
少しでもテープの使用料を減らすことで、経費の削減、さらに、産廃(産業廃棄物)の削減に繋げる為です。
経費の削減は、どんな会社でも気にしなければならないことですが、
産業廃棄物の削減は、建築業界が取り組んでいる課題の一つでもあります。
産廃削減は、コストダウンにも繋がりますし、環境面を考えてもとても大事なことなのです。
塗装の前段階の養生についてだけでも、考えなければならないこと、気を付けなければならないことが、たくさんあります。
塗装工事も、奥が深いですね!!