歩道に鉄板を敷く際には、道路占用許可申請が必要!
先日のブログで、
歩道に鉄板を敷く際には、道路管理者に『道路占用許可申請』を申請する必要がある
というお話をさせていただきました。
今回は、
その申請の際に必要な提出物についてご紹介させていただきます。
道路占用許可申請にはどんな書類が必要??
名古屋市ホームページのスクリーンショットです。
申請の手引や、
申請書やその添付資料の用紙もダウンロードすることが出来ます。
地下埋設物調査表
申請書の添付資料の中に、
『地下埋設物調査表』
というものがあります。
この地下埋設物調査票を、申請書に添付して申請書しなければならないのですが、
これが、とっても大変です!!
![地下埋設物調査表の見本。](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=630x10000:format=jpg/path/s04ede5472b497c1e/image/i6c04d85d17ca878d/version/1508753093/%E5%9C%B0%E4%B8%8B%E5%9F%8B%E8%A8%AD%E7%89%A9%E8%AA%BF%E6%9F%BB%E8%A1%A8%E3%81%AE%E8%A6%8B%E6%9C%AC.jpg)
歩道の下には、
水道管や、下水管、ガス管、電力ケーブル、電話線、など、
たくさんのものが埋まってることが多いです!!
歩道に鉄板を敷いてしまうと、
重量がありなかなか持ち上げることが出来ないため、
いざ何か事故があった場合、困ることになります。
例えば、
「水道管から水漏れが起きているようだから、歩道の下に埋まっている水道管を点検しなきゃいけない!」
という事態に陥った時、
「鉄板が敷いてあって動かせないから、水道官の点検が出来ない!!水漏れが止まらない!!」
ということになっては困ります。
なので、
そういう事態になってしまうことを防ぐ為、
事前に水道局に行って、
「いつからいつまでどこの場所にどういうサイズの鉄板を敷くけど、
水道管には影響がないか?」
ということを調査しに行く必要があるというわけです!!
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=630x10000:format=jpg/path/s04ede5472b497c1e/image/i69e24d49e1d597a9/version/1508753671/image.jpg)
このように、現場の図面等に、鉄板のサイズや位置を書き込み、
水道局や電気会社などに調査して回るのです。
それの何が大変かというと・・・
調査に行く先がバラバラで、全部回るのにまる一日掛かってしまうこと!!
例えば名古屋市昭和区の現場で鉄板を敷く場合、
その道路に関係する会社は・・・
【水道管】 水道管名古屋南排水事務所 (緑区)
【下水道】 名古屋上下水道局 (天白区)
【ガス管】 東邦ガス株式会社 (東区)
【電力ケーブル】 中部電力 (熱田区)
【電話ケーブル】 NTT (東区)
これらを全部回って、
「埋設物に支障なし。非常時の点検に問題なし。」
という印鑑を押してもらう必要があるのです!!
守山区の会社から、緑区、天白区、東区、熱田区と回って、最後は昭和区の土木事務所に提出に行く・・・。
私はいつもこれを心の中で地獄のスタンプラリーと呼んでいます^^;
鉄板を1枚敷くだけでもとっても大変。
でも、
いざという時の安全のためには必要なことなので、
仕方ないですね!!
実際に現場に鉄板を敷く作業時間よりも、
申請のために必要な時間の方が圧倒的に多いです(笑)