【アユタヤ遺跡】ガーデンドクター柴ちゃん、世界遺産のなおし方が気になる! 2017-12-11

世界遺産のアユタヤ遺跡!12年前に来た時と何か違う気がする・・・
世界遺産のアユタヤ遺跡!12年前に来た時と何か違う気がする・・・
皆様こんにちは!名古屋市守山区で外構と庭の専門店をしている、イギリス帰りのガーデン&エクステリアデザイナー『ガーデンドクター柴ちゃん』がお送りする柴ちゃんブログ。

前回は柴垣グリーンテックからすぐの所に出来た天丼屋さんのお話でした。

 

今回はタイ視察から!ガーデンドクター柴ちゃんが世界遺産のアユタヤ遺跡で気になる修繕の仕方を見てきたのでそのお話です!

  

バンコクから北へ80キロくらいにある世界遺産【アユタヤ遺跡】

今回のお話の舞台はタイ。バンコクから北へ80キロくらい行った所にあるアユタヤ遺跡です!

今回の視察では着いた次の日が日曜日。そのため、この日だけを観光に当てこちらのアユタヤへ。

 

この仏像の写真はとても有名だと思います。これには悲しい歴史が・・・
この仏像の写真はとても有名だと思います。これには悲しい歴史が・・・

アユタヤと言えばこれですね。

 

仏像の首が菩提樹の根に絡まっているのですが、実はこれ。

首から下は無いのです。

 

こちらの寺院は1374年に出来たのですが、隣国ビルマとの戦争の際、侵攻された時に全ての仏像の首が切り落とされ、落ちた首がこうして菩提樹に埋まって居るらしいのです。

実はとても悲しい歴史があったんですね。

 

アユタヤ遺跡。でも前訪れた時と何かが違う様な・・・
アユタヤ遺跡。でも前訪れた時と何かが違う様な・・・

実は柴ちゃん、12、3年前に一度ここへ来た事があります。

 

今回、訪れてみてぱっと感じたのは、

 

「全体的に遺跡こんなに傾いてたかな・・・?」

 

と言う事でした。

昔はもっと素直にたっていた様な気がしたのです。

 

その辺の事をコーディネーターのぼんちきよしさんにきいてみた所、どうやらタイの大洪水の時にバンコクを救うべくその上のアユタヤで水門を解放したらしく、多くの遺跡が水の影響で傾いてしまったという事でした・・・なんだかとても残念です。

しかし、それほど凄かったんですね。洪水は。

そういえば、リクシルさんの工場がタイにあるのですが、あの洪水の時は商品が届かないとか結構ありましたもんね。

 

職人さんが遺跡をなおしていました

アユタヤ遺跡でレンガの床を作っていた職人さん達。
アユタヤ遺跡でレンガの床を作っていた職人さん達。

今回、2度目の訪問となる柴ちゃん。気になる所が前回とは違いました。

 

見てください!!!職人さん達がこうしてレンガでアプローチを作っていたのです。

補修なのか?ちょっとその辺はわかりませんが、もしかして洪水で床が流れてしまったのかもしれません。

 

作り方は砂ぎめ。

職人さんが長い棒を使って不陸を取り除くべく砂を押さえていました。

そこへ別の職人さんがレンガを敷き詰めて行きます。

レンガの床はヘリングボーンで敷き詰められていました。
レンガの床はヘリングボーンで敷き詰められていました。

こちらは別の場所ですが、ここも同じ仕上げ。こんな感じになるんですね。

でも、ここの写真からは色々な事がわかります。

 

まず、下地はほぼそのまま。既存の土を使っています。

両サイドはモルタルでレンガを固めて、その中を砂で下地を作った後ヘリングボーンで敷き詰める。

調べてわかったのですが、ヘリングボーンはヘリング(ニシン)の骨(ボーン)という意味なんですって。ヘリングのグを黙字にするとヘリンボーン。

ニシンの骨の形なんですね。

 

昔来たときはこんなこと全く気にならなかったのですが・・・ガーデンドクターになるといろんな所が気になります。

ちゃんとゴムハンマーで叩いて敷き詰めるみたい。
ちゃんとゴムハンマーで叩いて敷き詰めるみたい。
アユタヤのレンガはちょっと大きい。足が26センチなので28センチくらいあるかな?
アユタヤのレンガはちょっと大きい。足が26センチなので28センチくらいあるかな?

こちらアユタヤの別の所の床で撮った写真。

 

レンガが日本のサイズより一回り大きいですね。柴ちゃん足が26センチなのでそれよりちょっと大きい。

 

後もう一つ発見。ここにうつっている目地から出ている植物。これ、スベリヒユです。

柴ちゃんの大好物の雑草。タイでもあるんだと感動して思わず写真を撮りました!タイの人は食べるんかな?おいしいよって教えてあげたい!!!

 

タイでは色々きになったガーデンドクター柴ちゃんでした。

 

以上、今日も良いブログが書けました!皆様のお陰です。ありがとうございました!!!