おさらい
先日のブログにて、
名古屋市守山区の下志段味という地区でエクステリア工事をする際、
そのエリアが特定土地区画整理地内だった為、名古屋市への申請が必要だった
というお話をしました。
土地区画整理事業とは？？名古屋と東京の有名な土地区画整理地を調べてみました！
【ナナロク申請とは？？】土地区画整理地の「７６条許可申請」について解説！！
今回は、その申請書の具体的な内容について、ご紹介してみたいと思います。
申請書類を見てみよう！
土地区画整理のエリアごとに、
土地区画整理組合が作られ、
その組合が市町村など自治体との橋渡しをしてくれています。
申請書類は一度、整理組合に提出し、
組合のＯＫを貰った後に、その書類を市町村に持っていくという形になります。
↓ こちらは、名古屋市の下志段味土地区画整理組合においての申請書です。
申請書類の表紙には、
・申請者（建築主）の住所、氏名、電話番号、印鑑
・土地所有者の住所、氏名、電話番号、印鑑
・設計者の住所、氏名、電話番号 、印鑑
・・・ 今回の申請書では柴垣グリーンテック 柴垣慎太朗 にて申請
・工事をする敷地の住所・番地
・土地の面積
・工事の種別 新築？増築？ 建築物？工作物？
・工事の概要 内容、ボリューム
・工事期間 着工予定日、完了予定日
表紙だけでも、かなり書くことが多くて大変です＾＾；
次に、配置図が必要です。
敷地図（寸法、距離、長さ、方角、が正確に書かれたもの）に、
工事内容（工作物の内容、土地の形質の変化）を図面化したもの
が必要になります。
この配置図の作成がと～っても大変で、かなりの正確さを求められます。
見てください、この注意書きの多さ＾＾；
・方位を正確に記入
・縮尺を記入
・敷地の距離について、長さを記入
・敷地に面している道路幅員を記入
・既設工作物がある場合は、その位置を図示し、既設であることを記入
・申請工作物の位置を図示し、名称、延長等を記入
・申請工作物には、赤で色を付ける
・２面以上の縦横断面図を記入
・敷地境界線沿いに工作物を作る場合には、あき寸法を記入
・道路境界線沿いに工作物を作る場合にも、あき寸法を記入
・切土・盛土等の土地の形質の変更を行う場合、
配置図及び断面図に、その範囲及び面積を表示または着色
記載することが多すぎて、図面が文字や数字でビッシリに埋まります。
しかも、これらは正確に作っておかないと、後で大変なことになってしまうので、
かなり気を付けて丁寧に作って置く必要があります。
なぜなら、
工事後に完了検査を行うから！！
もし嘘の内容（嘘とは言わないまでも適当な内容）で申請しても、
完了検査で、申請内容と実際の工事内容が違っていた場合、
最悪「申請通りに工事やり直しなさい」ということになってしまう可能性もあります。
これらに加えてさらに、
付近見取図（地図）、仮換地街区図
を添付して、提出となります。
申請書の書類の作成は、本当に大変です。
しかも、組合や自治体のチェックはかなり厳しく、
慣れないうちは、何度も書き直し（加筆・修正）が必要になってくる場合もあります。
普段から書き慣れていればよいのかもしれませんが、
特定のエリアでの工事でのみ必要なものの為たまにしか作成しないので
なかなか慣れないということもあるかもしれません。
土地区画整理エリアでエクステリア工事をご検討の方は、
依頼予定のエクステリア業者さんが
申請書の作成・提出が出来るかどうか
も確認した方が良いと思います（＾＾）
因に柴垣グリーンテックは志段味地区での申請凄く沢山やっていますのでご安心を！！！
