【移植】樹木を同じ敷地内に移植しました!根巻きから植え直しまでの様子をご紹介!! 2018-5-28

樹木を同じ敷地内に移植しました!!
樹木を同じ敷地内に移植しました!!
皆様こんにちは!名古屋市守山区で外構と庭の専門店をしている、イギリス帰りのガーデン&エクステリアデザイナー『ガーデンドクター柴ちゃん』がお送りする柴ちゃんブログ。

 

回は、  【ひび割れ】コンクリート表面にうっすらとひび割れが出来たので補修してみた!!

をお伝えしました。

 

今回は、樹木を敷地内に移植したお話です。

     

樹木を敷地内に移植しました!

先日春日井市にてお庭のリフォーム工事をさせていただきました。

 

お庭のリフォームをするにあたって、

 

樹木の配置を変えることになった為、

 

一旦抜いて、別の場所に植え替えることになりました!!

 

赤い丸で囲った木(カクレミノ)を

 

一旦抜いて、別の場所に植え替えました。

  

抜いてから植え直すまでの流れ

スコップを使い、土を掘りながら、木を抜きます。

 

根っこの周りを円形に切り取って、

 

根っこを傷つけないように、

根っこを丸ごと切り取ります。

 

根を引っこ抜いたら、

 

まずは麻布(あさぬの)で包みます。 

 

麻布で包んだ後、

 

土が崩れないように麻縄(あさなわ)で縛って固定します。

 

麻布と麻縄で、根を保護することを、根巻きといいます。

 

木の根は、毛細血管のように細かい根が土中を這っているので、

 

土が崩れてバラバラにならないように、根巻きをして保護します。

 

土が崩れて、根から土が離れて、根が裸になってしまうと、根が乾燥して壊死したり弱ってしまうので、

根が裸にならないように常に土で覆って固定しておくことで、根を保護します。

   

根巻き完了。

 

根を切り出すときの大きさは、

 

通常、根元の幹の太さの4~5倍程度を目安に円形に切り出します。

 

 

新しく植え変える場所を決めて、

 

土を掘ります。

 

根巻きをした根のサイズを目安に、それより一回りくらい大きく掘ります。

 

 

掘った穴に、

 

木をはめ込みます。

 

こちらの写真を見ると、穴は下の地面にあるのに、

職人さんはなぜか上を見上げています。

 

なぜでしょうか?

 

それは、植える向きを調整しているのです!

 

葉っぱや枝の向きを確認しながら、木を回転させて、

 

「どの向きで植えたら一番見た目が良いか」を確認しているのです!!

 

 

向きが決まったら、

 

穴に落とし込みます。

 

 

あらかじめ根巻きのサイズを測ってから穴を掘ったので、

 

ピッタリとハマりました!!

 

スコップを使ったり、水を注したりしながら、

 

隙間に土を詰め、

 

根鉢と土が密着するように土を埋めていきます。

 

麻布と麻縄は、

 

巻きつけたまま、一緒に土に埋めてしまいます!

 

その方が根が崩れないですから、木にとっては良いのです。

 

 

麻布も麻縄も、

 

半年から一年くらいで土に返るので、心配はいりません。

 

 

無事に、植え替えが完了しました!!

  

お庭の真ん中にあった木を、敷地の角に移動することによって、

 

お庭を広く使えるようにリフォームすることが出来ました。

  

 

新しい場所で、

 

元気に育ってくれることを願います!!

 

 

以上、今日も良いブログが書けました!皆様のお陰です。ありがとうございました!!!
 
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