引っ越すタイミングと外構工事
今日のお話は外構工事と引っ越しのタイミングについて。
これは本当に悩ましいお話なのですが、外構受注のパターンによって様々発生してきます。
ここでは一般的によくあるパターンを書いていきます。
①ハウスメーカーさんが外構まで受注している場合
このケースが最も安心安全。
なぜなら、家の引き渡しと同時に外構も引き渡しとなるので、外構は既に完成しています。
既に完成しているのならば、いつ引っ越しても大丈夫ですし、引っ越しも安全に行えます。
何の問題もなく引っ越せる。
これは、ハウスメーカーさんで受注していたら受けられるメリットの一つだと思います。
では、こちらのパターンが最も良いはずなのですが、このパターンにもデメリットが・・・
もちろん、ハウスメーカーさんを通して作る外構の値段が高かったり、提案力がちょっと・・・という場合があります。詳しくはこちらの【外構はいつどこに頼むのがベスト?】外構業者の本音・自分だったらこう頼む!まずは守山区の人に読んで欲しい!!!を読んでいただければわかると思いますが、引っ越しの面で見たらこのパターンが良いかもしれません。
②ハウスメーカーさんが外構受注しているけど、家の引き渡しに間に合わない場合
ハウスメーカーさんに外構を頼んだのだけれども、元々家の引き渡し後に外構が完成するというスケジュールが組んである場合も、もちろんあると思います。
また、順調にいけば家の引き渡しに間に合うはずだったのに、天候不順や材料の納品が間に合わず引き渡しまでにできないなど・・・
実は外構工事は天気との闘い。
外の工事なので、雨が降れば現場は止まります。
この場合、いつ引っ越しをするのかが結構な問題になってきます。
引っ越しのタイミングに合わせて最低でもやっておきたい工事はやはり階段工事。
お家によっては玄関から外をすべて外構工事にしてある場合があり、その時は玄関開けたらかなりの高低差が生じている場合があります。
この場合はハウスメーカーさんが作った仮設の階段があったりするケースがありますが、もちろん撤去しちゃってある場合も存在します。そのあたりはしっかりとハウスメーカーさんと相談しなければいけませんが、基本的に引っ越した後に階段工事をするのは結構大変です。
玄関を出たらすぐ工事中・・・
仕上げによっては玄関からかなり出にくい場合も。
③ハウスメーカーさんではなく、外構屋さんが外構工事を受注している場合
弊社などはこのケースになることが多いのですが、ハウスメーカーさんは家だけ。
外構工事は専門店が担うというケースです。
この場合、基本的に外構屋さんが工事スタートできるのがハウスメーカーさんのお家の引き渡し後となりますので、お家の引き渡し後直ぐは外構が全くできていない状態です。
この場合、すぐに引っ越してしまうと結構大変。
②のケースの時と同様、階段がない場合もありますが、駐車場がない・・・
もちろん車を駐車するためのスペースはあるのですが、基本的に外構ではその駐車場を作りますので、工事始まってすぐに駐車場を作るために土を掘ります。
土を掘ったらもう車は道路と駐車スペースとに高低差ができてしまうので停められません。
また、駐車場をコンクリートで作る場合はコンクリートを打設してから1週間は車を乗せられません。
その間は家の前の道路や近くの道路に路上駐車するか、他に駐車スペースを借りるか。
これはこれで結構ハードルが高いですよね。
私の場合、引っ越しは階段ができていたので問題なくできたのですが、引っ越す前までに駐車場が打てず(梅雨が長すぎて全く工事が進まなかった)、困っていたところ、前のお家の方の駐車場に停めさせていただ事なきを得ました。
あれは本当に助かりました・・・感謝です。
この③パターンの場合は、どのタイミングで引っ越すのが良いのか、外構屋さんとしっかりとお話しておくのがおすすめです。
もちろん、引っ越す前のお家の契約期間とかいろいろと問題があるので、本当にケースバイケースになることが殆どですが、よくスケジュールを考えて引っ越すのが良い。
でも、最終的に最も安心な引っ越しタイミングは外構のすべての工事が終わった後。
当たり前のおはなしなのですが、正直このタイミングで引っ越される方はかなりまれです・・・
やっぱり、新居が出来たらすぐにでも住みたいですもんね!当たり前か!