
斜面のある土地に建つ住友林業の家

愛知県長久手市で住友林業さんのお家を新築されたN様。
建物の計画地盤が土地の一番低いところから
1m以上高くにあり、
その土地の使い方がポイントでした。
しかしながら、ハウスメーカーさんの提案では
法面を緑化して安定させるという提案
しか出てこず、お客様は困っておられました。
そんな時、弊社にご相談に来ていたき提案させて
いただいたのがこの斜面の活用法。

私は建物計画図面を見た瞬間に
「この土地を活かすにはウッドデッキしかない」
と思いました。
実はこういった法面(のりめん・斜面の事)は使い方が
結構難しいです。
基本的には家を建てる計画の時に地盤の計画もするので、
斜面から土が流れていかないように安息角(30度)
という角度を守って計画をされているのですが、
その場合は地盤は当然斜め。
斜めということは
活用できにくい土地になってしまうのです。
斜めでできることといえば植木を植えるくらいでしょうか。
それではせっかくの土地があっても何もできないと同じです。
もちろん、平坦な土地を作るために擁壁を作るという手もありますが、
1m以上の高低差がある場合造成の費用はかなり上がってきます。
この辺りは最初の予算のバランスだと思いますが、
ハウスメーカーさんでは擁壁を作らず、
法面を芝生にて緑化して終わりというエクステリア計画でした。
そこで、お客様に提案させてもらったのが
計画地盤から地続きになるように計画したウッドデッキです。
After 法面ウッドデッキで空間を作る


外から見ると緑の芝生の中にあるウッドデッキ。
地面とウッドデッキでしっかりと過ごせるだけの面積を確保しました。
こういったデッキをハイデッキと呼びますが、ハイデッキも
高さが高くなりすぎると安全性を高めたり
強度を高める必要が出てきます。
今回はそのあたりのバランスも考えたうえ、
デッキがそれほど目立たないように柱をオーバーハングしたり、
手すりフェンスを本体のデザインに合わせて横格子にしたりして、
しっかりと緑を感じることのできる庭スペースを提案させていただきました。

とても存在感のある素敵なスペースです。
こういったハイデッキの場合、
問題になるのがデッキ下の処理。
芝生にしてもよいのですが、デッキで
日照がさえぎられるため育ちが悪くなる。
今回は、デッキ下に
防草シートを敷いた上に割栗石を敷きました。
こうすることで、メンテナンスはほぼゼロ。
もちろん、グリ石の間に落ち葉などが入ってしまうことはある
(グリの隙間はブロワーで吹き飛ばすのが良いと思います。)
と思いますが、草が生えて困る事はほぼなくなります。
お客様からは
「このデッキ最高です!」
というとてもうれしいお言葉を頂きました!
本当にうれしく思います!!!

ライティングもすごく素敵になっています!!!
本当に素敵なエクステリアになりました。
これだけでも本当にうれしいのですが更に!
凄くうれしいことをN様のお子様たちがしてくれました!


もうこれには私も職人さんたちも本当に感動!
職人さんはこの絵をお財布に入れて持ち歩いていて、
別の現場であった時にこれを見せてくれました!!!
「本当にうれしくて、いつも持ち歩いているんだ。」
と教えてくれました。素晴らしい宝物を頂きました。感謝です!!!
N様本当にありがとうございました!!!
以上、今日も良いブログが書けました!皆様のお陰です。ありがとうございました!!!