【暗渠排水(あんきょはいすい)】庭の水はけを良くする工事を行いました。名古屋も土の質によって必要ですね! 2017−1-10

暗渠排水の施工中の写真。
暗渠排水の施工中の写真。
皆様こんにちは!名古屋市守山区で外構と庭の専門店をしている、イギリス帰りのガーデン&エクステリアデザイナー『ガーデンドクター柴ちゃん』がお送りする柴ちゃんブログ。
今回のブログはちょっと地味だけど大事なお庭の排水のお話です。

土質によって水はけの悪い土地もある

元々畑で畑土だったので、ちょっと低い所に水がたまってしまう土質でした。
元々畑で畑土だったので、ちょっと低い所に水がたまってしまう土質でした。

今回工事させて頂いたのは、去年の10月にお引き渡しさせて頂いた清洲市のOBのお客様。

元々、この部分だけ水がたまってしまう場所だったので、こちらの水はけを良くする工事をしてほしいとご依頼して頂いていました。

 

本当は工事の際に一緒にやってしまうつもりだったのですが、まさかの芝生の在庫切れ。

 

ガーデンドクター柴ちゃんはほぼ全ての芝生をTM9(ティーエムナイン)という伸び難い(葉っぱの伸びる速度が遅い)芝生にしているのですが、これが無くなってしまったので、仕入れ可能になったら工事しようと言う事になった訳です。

 

実は以前も芝生の水はけと暗渠排水の事をブログで書いた事はありますが、結構前の話なのでまた新たに書きたいと思います。 

暗渠排水ってなかなかやらないのですが、場所によっては愛知県でも名古屋市でも暗渠の工事はした方が良い場合があります。土の質が問題ですからね!!!

 

今回はこんな感じで施工します。

雨水の枡に暗渠排水のパイプを接続する。レイアウトは大体こんな感じです。
雨水の枡に暗渠排水のパイプを接続する。レイアウトは大体こんな感じです。

元々庭にある雨水の排水枡に暗渠排水のパイプを接続するという工事です。

まずはどれくらいな感じになるのかパイプを切って土の上にレイアウト。

これでオッケーな感じですね。

 

本当はパイプはまっすぐ接続するのが(曲がりがないので)より排水し易いと思うのですが、

今回は配管が微妙な所にあったので、こんな感じでレイアウトしてみました。

暗渠排水用のトリカルパイプを埋め込む穴を掘る

まずは接続する雨水枡の辺りから掘って行きます。
まずは接続する雨水枡の辺りから掘って行きます。

次はパイプを埋める穴を掘ります。

これはもう掘るだけ。

 

しかし、大切なのはどの深さまで掘るのか。

今回は接続する雨水枡の泥溜めにたまった水面より少し高い位置に暗渠排水用のトリカルパイプの管底がくる様にしておきました。

出来るだけ深くしておけばそれだけ排水できる層に厚みが出来るので良いのですが、逆流してもいけないのでここの高さを決めるのは重要です。

堀った土の深さは45cm程度になりました。
堀った土の深さは45cm程度になりました。

全部掘った写真です。

 

結構土を出すのって大変なのですが、他の部分は前に貼った芝生があったので、轍が出来ない様に職人さんは気を使って、手み(オレンジ色のつちがはいっているやつ)で手で運んでくれました。感謝!

暗渠パイプを接続する

下にも砕石を敷いてその上にパイプを敷設して行きます。
下にも砕石を敷いてその上にパイプを敷設して行きます。

写真の様に接続をしました。

暗渠パイプにはトリカルパイプを使用。メッシュ状のパイプですね。

パイプの下には砕石を10cm敷きました。

基本的には土がパイプに詰まると言うのが一番NG。

 

 

暗渠パイプも勾配をつけて雨水枡に流れる様にしています。
暗渠パイプも勾配をつけて雨水枡に流れる様にしています。

接続が終わりました。

実はこのパイプも勾配を付けてあります。

排水が大切ですからね。 

砕石での埋め戻しが完了しました。
砕石での埋め戻しが完了しました。

埋め戻し完了です。

今回は単粒の砕石を使用しました。細かい石は入っていないので暗渠パイプが目詰まりし辛い。これに土を戻します。

 

土を埋め戻ししまして、芝生を貼って行きます。
土を埋め戻ししまして、芝生を貼って行きます。
芝生を敷いて工事完了!
芝生を敷いて工事完了!

そして、そこに芝生を敷いて工事完了です!

今回は芝生の目地をとらずに100%で貼ったので、すぐに繋がる。

 

新緑の季節が楽しみですね!!!

 

また、その季節にリポートしたいです!

 

 

今日もお庭の為になるブログがかけました!皆様のおかげです!ありがとうございました!!!

 

次のブログは、お庭や外構の壁が汚れないようにする秘訣を大公開!ご覧ください!!!

 

 

施工例はこちら
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