![こちらの赤いラインが、道路中心線](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=564x10000:format=jpg/path/s04ede5472b497c1e/image/i82be3bc43853b51d/version/1505459675/%E3%81%93%E3%81%A1%E3%82%89%E3%81%AE%E8%B5%A4%E3%81%84%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%81%8C-%E9%81%93%E8%B7%AF%E4%B8%AD%E5%BF%83%E7%B7%9A.jpg)
前回のおさらい
先日のブログにて、
道路の途中で道幅が突然変わっていた謎に迫り、
道路幅は4メートル以上ないといけないと決まっていることが判明しました!
そしてその後のブログで、
道路幅とはどこからどこまでか? 側溝(U字型側溝)の外側から外側までが道路であるということがわかりました!
そして今回は、
道路幅4メートルとは、どこを基準に4メートル測るのか? どこから4メートル必要なのか?
という新たな謎に迫ってみたいと思います!!
道路幅4メートルとは、どこを基準に4メートル測るのか?
道路幅が4メートル必要とは言っても、
道路って、必ず、両サイドに土地がありますよね?
ちゃんとした基準が無い場・・・
例えば、道幅3メートルの道路があって、その両サイドに家が建っている場合。
道路を挟んだお向かいさん同士で、『私たちの土地が狭くなるのは嫌だから、そちらの土地を1メートル控えてよ』 『いやいや、あなたの方が控えてくださいよ』
と、もめる原因となってしまいます。
しかし日本の法律では、ちゃんと、お互い喧嘩にならないように、どちらがどのくらい土地を控えるのか、きちんと基準が決められておりました!
道路中心線から2メートルずつ控えれば、道幅4メートルになる
![道路中心線から2メートルずつ控えれば、道幅は4メートルになる](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=562x10000:format=jpg/path/s04ede5472b497c1e/image/iaa6ac10582644d32/version/1505460729/%E9%81%93%E8%B7%AF%E4%B8%AD%E5%BF%83%E7%B7%9A%E3%81%8B%E3%82%89%EF%BC%92%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%AB%E3%81%9A%E3%81%A4%E6%8E%A7%E3%81%88%E3%82%8C%E3%81%B0-%E9%81%93%E5%B9%85%E3%81%AF%EF%BC%94%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%AB%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8B.jpg)
その基準とは、ずばり・・・
「道路の中心から2メートルずつ控える」
ということです!!
例えば道幅3メートルの道路があるとして、
その真ん中に基準線があるとしたら、お互いに現状より0.5メートルずつ控えることによって、道路は1メートル広がることになり、最終的に道幅4メートルになるということですね!
確かに、お互いに、同じ分だけ控えるということだったら、お向かいさん同士で喧嘩になることも減りますね!!
上記写真のパターンだと、
向かって右側のお宅は、道路の中心線からすでに2メートル控えてブロックを積んであるので、このままで大丈夫です。
左側(手前側)の土地も、すでに2メートル控えてあるので大丈夫。
問題は、左奥の土地のお宅。
こちらの方は、道路の中心線から擁壁までの距離が1メートルしかないので、こちらの方が今後擁壁を作り直す際には、現状より1メートル控えて作らなければならないということです!!
道路の中心は誰が決める??
話をまとめると、
道路幅は4メートル必要で、
その4メートルというのは、道路中心線から両サイドに2メートルずつの合計4メートルなのだということがわかりました。
では、その道路の中心線は誰が決めるのでしょうか?
実は、私たち一般市民が「ここら辺が真ん中だろう」と勝手に憶測をするものではなく、
ちゃんと行政が、道路の中心がどこかを、管理しているのです!!
市区町村の役所に行って、
『こんど官民境界際の工事をするんだけど、道路の道幅が4メートル未満だから、セットバックライン(控えなければならないライン)を出すために道路中心がどこになるか教えてください!』
とお願いすれば、教えてもらえます!!
もし、自分の土地の前の道路が4メートル未満で、道路幅が気になる方がいらしたら、市区町村の役所に聞きにいってみることをおススメします!!