道路幅が4メートル必要らしいけど、どこから測って4メートル必要なの?基準はあるの? 2017-9-15

こちらの赤いラインが、道路中心線
こちらの赤いラインが、道路中心線
皆様こんにちは!名古屋市守山区で外構と庭の専門店をしている、イギリス帰りのガーデン&エクステリアデザイナー『ガーデンドクター柴ちゃん』がお送りする柴ちゃんブログ。

前回は、 【工事用ヘルメット】意外なものにまで使用期限があった!期限過ぎたら交換しましょう!!

という内容にてお伝えしました!

 

  

今回は、「道路の幅」についてのお話の続きです!!

 

前回のおさらい

先日のブログにて、

 

道路の途中で道幅が突然変わっていた謎に迫り、

 

道路幅は4メートル以上ないといけないと決まっていることが判明しました!

 

(建築基準法 第42条2項)

 

 

そしてその後のブログで、

 

道路幅とはどこからどこまでか? 側溝(U字型側溝)の外側から外側までが道路であるということがわかりました!

 

 

 

そして今回は、

 

道路幅4メートルとは、どこを基準に4メートル測るのか? どこから4メートル必要なのか?

 

という新たな謎に迫ってみたいと思います!!

 

 

道路幅4メートルとは、どこを基準に4メートル測るのか?

道路幅が4メートル必要とは言っても、

 

道路って、必ず、両サイドに土地がありますよね?

 

 

ちゃんとした基準が無い場・・・

 

例えば、道幅3メートルの道路があって、その両サイドに家が建っている場合。

 

道路を挟んだお向かいさん同士で、『私たちの土地が狭くなるのは嫌だから、そちらの土地を1メートル控えてよ』 『いやいや、あなたの方が控えてくださいよ』

 

と、もめる原因となってしまいます。

 

 

しかし日本の法律では、ちゃんと、お互い喧嘩にならないように、どちらがどのくらい土地を控えるのか、きちんと基準が決められておりました!

 

 

道路中心線から2メートルずつ控えれば、道幅4メートルになる

道路中心線から2メートルずつ控えれば、道幅は4メートルになる
道路中心線から2メートルずつ控えれば、道幅は4メートルになる

その基準とは、ずばり・・・

 

「道路の中心から2メートルずつ控える」

 

ということです!!

 

 

例えば道幅3メートルの道路があるとして、

その真ん中に基準線があるとしたら、お互いに現状より0.5メートルずつ控えることによって、道路は1メートル広がることになり、最終的に道幅4メートルになるということですね!

 

 

確かに、お互いに、同じ分だけ控えるということだったら、お向かいさん同士で喧嘩になることも減りますね!!

 

 

上記写真のパターンだと、

 

向かって右側のお宅は、道路の中心線からすでに2メートル控えてブロックを積んであるので、このままで大丈夫です。

 

左側(手前側)の土地も、すでに2メートル控えてあるので大丈夫。

 

 

問題は、左奥の土地のお宅。

 

こちらの方は、道路の中心線から擁壁までの距離が1メートルしかないので、こちらの方が今後擁壁を作り直す際には、現状より1メートル控えて作らなければならないということです!!

 

 

 

道路の中心は誰が決める??

話をまとめると、

 

道路幅は4メートル必要で、

 

その4メートルというのは、道路中心線から両サイドに2メートルずつの合計4メートルなのだということがわかりました。

 

 

では、その道路の中心線は誰が決めるのでしょうか?

 

実は、私たち一般市民が「ここら辺が真ん中だろう」と勝手に憶測をするものではなく、

 

ちゃんと行政が、道路の中心がどこかを、管理しているのです!!

 

 

市区町村の役所に行って、

 

『こんど官民境界際の工事をするんだけど、道路の道幅が4メートル未満だから、セットバックライン(控えなければならないライン)を出すために道路中心がどこになるか教えてください!』

 

とお願いすれば、教えてもらえます!!

 

 

もし、自分の土地の前の道路が4メートル未満で、道路幅が気になる方がいらしたら、市区町村の役所に聞きにいってみることをおススメします!!

 

 

以上、今日も良いブログが書けました!皆様のお陰です。ありがとうございました!!!
 
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