そもそも測量って??測量の仕組みを簡単に解説してみました! 2018-4-14

測量の仕組みを簡単に解説します
測量の仕組みを簡単に解説します
皆様こんにちは!名古屋市守山区で外構と庭の専門店をしている、イギリス帰りのガーデン&エクステリアデザイナー『ガーデンドクター柴ちゃん』がお送りする柴ちゃんブログ。

 

前回は、 【測量】これから積むブロック塀の高さを出そう!測量の様子をご紹介!

という内容にてお伝えしました!

 

今回は、測量の仕組みを簡単に解説してみようと思います!

   

先日のブログでは

先日のブログにて、

 

境界際にブロック積みをする際の、「位置の出し方」や「高さの出し方」をご紹介しました。 

 

敷地境界にブロック積み!位置出しの様子を解説します!

 

【測量】これから積むブロック塀の高さを出そう!測量の様子をご紹介!

 

 

今回は、その続きで、

 

そもそも測量ってどういう仕組みなのかということを簡単に解説してみたいと思います!!

 

 

測量の仕組みを簡単に解説!

測量の仕組みを簡単に解説するとこういう感じです。

 

 

測量器から発射されるレーザー光線は水平に発射されているので、

 

地面と、受信機で受信したレーザー光線の高さの、「」を測ります。

 

  

基準点ではそれが1000mmだったとします。

 

そして測量地点では200mmだったとすると、

 

 

測量地点の高さは、「基準点よりも800mm高い位置にある」

ということが測定できるというわけです。

 

 

その応用で、

 

レーザー光線の高さより200mm低い高さを測れば、

 

測量地点と同じ高さのライン(水平ライン)を割り出すことが可能です。

 

 

その原理を応用することによって、

 

ブロック積みの高さを割り出していくのです。

 

 

設計段階で、

 

「ブロック積みの高さは基準点から何mmのところ」という風に決め、

  

現場で、

 

基準点レーザー光線高低差を測定」し、

 

次に「レーザー光線から高低差を逆算」すれば、ブロック積みの高さを割り出せるということです。

 

 

具体的にこの現場の状況に当てはめてみます。

 

 

設計図によるとブロック積みの高さの計画レベルは、基準点から「800mm」の高さとしてありました。

 

そして測量器を適当な高さに設置し、レーザー光線と基準点の高低差を測ると「1200mm」ありました。

 

 

つまり、

 

レーザー光線から400mm低い高さがブロック積みの高さになるということがわかります。

 

(1200-800=400) 

 

 

なので、

 

写真のように受信器を定規の「400mm」のところに固定すれば、

 

定規の「」のところがブロック積みの高さになるというわけです。

 

 

この定規の「0」のところを、鉛筆でマーキングすれば・・・

 

その鉛筆のラインが、ブロック積みの高さ となります!! 

 

測量のテクニックを使って、

 

無事にブロック積みの高さを割り出すことが出来ました。

 

 

建築業界の人でない限り、

 

一般の人は測量なんてやったことも見たこともないものだと思うし、

 

こういった測量の仕組みとかも知らない(考えたことも無い)人が多いと思うので、

 

少しでも面白いと感じてくださる人がいらしたら、嬉しいです。

 

 

以上、今日も良いブログが書けました!皆様のお陰です。ありがとうございました!!!
 
次のブログは画像をクリック!
次のブログは画像をクリック!