駐車場コンクリートを作る際は必ず道路との関係をチェック!法律との関係も! 2018-5-17

道路から控えてブロックが積まれているのはなぜ?
道路から控えてブロックが積まれているのはなぜ?
皆様こんにちは!名古屋市守山区で外構と庭の専門店をしている、イギリス帰りのガーデン&エクステリアデザイナー『ガーデンドクター柴ちゃん』がお送りする柴ちゃんブログ。

 

回は、【家庭用高圧洗浄機】外構、庭メンテナンスに最適!アイリスオーヤマSBT-512使用リポート!

をお伝えしました。

 

今回は、駐車場コンクリートを打つときに考えなければならない、道路との関係についてのお話です。

     

駐車場コンクリートと道路との関係

先日のブログで、

 

駐車場コンクリートを打つ工事の様子をご紹介しましたが、

 

 

駐車場コンクリートを打つ前に、

設計の段階で注意しておかなければならないことがあります。

 

それは、

道路との関係です。

  

以前のブログでも書いたことがありますが、

 

現在日本の法律で、

 

道路の幅4メートル以上必要」

 

と決められています。

 

法律が出来る前に作られた道路で4メートル未満のものは、

 

「道路を作り直す際に4メートル以上にする」

 

ということになっています。

 

  

道路がいつ作り直されるのかは、

自治体の都市計画によって決められますが、

 

道路はいつ作り直しても大丈夫なように、

「4メートル確保出来る幅を残しておくこと」

と決められています。

 

 

具体的には、

「道路の中心線から両サイド2メートルは、構造物を作らないように!!」

 

ということになっているのです。

 

工事をした土地のお隣様の状況です。

 

本来であれば、側溝のラインが境界ラインなのですが、

 

そこから40センチ程内側に控えてブロックが積まれています。

 

 

測ってみたところ、 

やはり前面道路の幅が4メートル未満で、

道路の中心から2メートルのラインでブロックが積まれていました。

 

これなら、

いつ道路が拡張されることになっても、大丈夫ですね。

 

 

お隣様は「ブロック積み」を本来の境界から控えた位置で積んでいましたが、

 

それは、

 

いずれ行政が道路の拡張工事をする際に、影響が出ないようにする為です。

 

もし境界いっぱいまでブロックを積んでしまっていたとしたら、

 

道路拡張の際に、

ブロックの、はみ出ている部分を壊さなければなりません。

 

最初から内側に控えたところに積んでおけば、

道路拡張工事があったとしても、影響はありません。

 

だから、構造物は作らないようにということになっているのです。

 

  

一方、

今回の我々の工事は、ブロック積などの立体的構造物はなく、

駐車場のコンクリートの打設でしたが、

 

境界いっぱいまでそのままコンクリートを打ってしまうと、

道路拡張工事の際にコンクリートをカットする必要が出て来てしまうため、

 

最初から切れ目を入れて置くことで、

道路拡張工事に影響のないように、設計をすることにしました!!

 

 

将来的に、この赤いラインまで道路が拡張される予定なので、

 

最初から切れ目を入れて置くことによって、

 

影響の出ないようにしました。

 

その部分だけ切れ目があるとかになると不自然になってしまうので、

 

不自然にならないように全体的に切れ目の入れ方を考えてデザイン。

 

自然な形で、切れ目が入るようにしました。

 

 

 

なにも知らない人が見たら、

ただデザインの為だけにいっぱい線が入っているのねと思う人もいると思いますが、

 

実は「法律で定められた、道路との関係」も大きく関わっていたのです。

 

 

ちなみに、

 

今回ご紹介したのは、

以前施工例としてご紹介させていただいたこちらのお客様の車庫になります。

宜しければこちらもご覧ください。

↓↓↓

 

【洋風の素敵なお家の外構】フレンチシックなセンスの高いお家にはシンプルな外構でOK!

 

 

 

以上、今日も良いブログが書けました!皆様のお陰です。ありがとうございました!!!
 
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